よわ‐ぎん【弱吟】
能の謡(うたい)の歌唱様式の一。声をやわらかく、旋律的に謡うもの。優美・凄艶(せいえん)・哀切などの気分を表現するところに用いる。柔吟(じゅうぎん)。⇔強吟(つよぎん)。 [補説]ふつう「ヨワ吟...
よわ‐ごし【弱腰】
[名]腰のいくらか細くなっている部分で、帯を締めるところ。「消えそうな—に、裾模様が軽(かろ)く靡(なび)いて」〈鏡花・眉かくしの霊〉 [名・形動]相手に対して向かっていく態度の弱気なこと。...
よわごし‐がいこう【弱腰外交】
外交交渉で、自国に不利であっても結局は相手国の要求に従ってしまう対応の仕方をいう。→強腰外交
よわ‐ざいりょう【弱材料】
「悪材料(あくざいりょう)1」に同じ。
よ‐わたし【夜渡し】
[副]一晩中。夜どおし。「昼暮らし—聞けど」〈万・四〇八九〉
よ‐わたり【世渡り】
[名](スル)生活していくこと。よすぎ。渡世。「—がうまい」「怪しい商売で—する」
よ‐わた・る【世渡る】
[動ラ四]生計を立てる。生活をしていく。「木枯(こがらし)や何に—・る家五軒」〈蕪村句集〉
よ‐わた・る【夜渡る】
[動ラ四]夜の間に通る。夜間に渡っていく。「天の原雲なき夕(よひ)にぬばたまの—・る月の入らまく惜しも」〈万・一七一二〉
よわなさけうきなのよこぐし【与話情浮名横櫛】
歌舞伎狂言。世話物。9幕。3世瀬川如皐(じょこう)作。嘉永6年(1853)江戸中村座初演。木更津の博徒の妾(めかけ)お富と伊豆屋の若旦那与三郎の情話を描いたもので、特に4幕目「源氏店(げんじだな...
よわ‐ね【弱音】
力のない物言い。また、意気地のない言葉。「—を吐く」