わか‐かえで【若楓】
1 カエデの若木。また、若葉の萌え出ているカエデ。わかかえるで。《季 夏》「三井寺や日は午にせまる—/蕪村」 2 襲(かさね)の色目の名。表は薄萌葱(もえぎ)、裏は薄紅梅、または表は薄青、裏は薄紅。
わか‐かえるで【若蛙手/若鶏冠木】
「わかかえで1」に同じ。「子持山—のもみつまで寝もと我は思(も)ふ汝(な)はあどか思ふ」〈万・三四九四〉
わか‐がえり【若返り】
若返ること。「—の秘訣」「議員の—をはかる」
わか‐がえ・る【若返る】
[動ラ五(四)] 1 若さを取りもどす。心身が若々しい状態・気分になる。「若い人たちに囲まれて気持ちが—・る」 2 メンバーが以前より平均的に若くなる。また、古びたものが新しくなる。「新人の加入...
わか‐がき【若書(き)/若描(き)】
画家・文筆家などが若いころにかいた作品。
わか‐がしら【若頭】
暴力団で、組長に次ぐ地位。親分に対する子分らの筆頭の意。若者頭。若衆頭。
わかきウェルテルのなやみ【若きウェルテルの悩み】
《原題、(ドイツ)Die Leiden des jungen Werthers》ゲーテの書簡体小説。1774年刊。友人の婚約者ロッテに恋した純情多感な青年ウェルテルが、結ばれない恋に苦悩した末に...
わかきげいじゅつかのしょうぞう【若き芸術家の肖像】
《原題A Portrait of the Artist as a Young Man》ジョイスの小説。1916年刊。著者自身を思わせる主人公スティーブン=ディーダラスの、幼年期から文学を志す青年...
わかきじつりょくしゃたち【若き実力者たち】
沢木耕太郎によるルポルタージュ。昭和48年(1973)刊。副題「現代を疾走する12人」。政治家の河野洋平、指揮者の小沢征爾など、当時の各界の若手実力者に取材。
わかきパルク【若きパルク】
《原題、(フランス)La Jeune Parque》バレリーの詩。伝統的な韻律、アレクサンドランで書かれた約500行の長編韻文詩。1917年、文芸誌「N.R.F.(新フランス評論)」に発表された...