う【居/坐】
[動ワ上二]《動詞「ゐ(居)る」(上一)の古形で終止形だけが残存するが、上二段活用と考えられる》すわる。いる。「たまきはる我が山の上に立つ霞立つともうとも君がまにまに」〈万・一九一二〉
う【得】
[動ア下二]「え(得)る」の文語形。
う【憂】
《形容詞「う(憂)し」の語幹》つらいこと。憂いこと。「とりとむる物にしあらねば年月をあはれあな—と過ぐしつるかな」〈古今・雑上〉 [補説]多く、「あなう」「こころう」などの形で用いられる。
う【有】
《(梵)bhavaの訳。生じること、あることの意》仏語。生存。存在。また、その場所。生死・輪廻(りんね)の根源となるもの。
う【有/優】
〈有〉⇒ゆう 〈優〉⇒ゆう
う【烏】
[人名用漢字] [音]ウ(呉) オ(ヲ)(漢) [訓]からす いずくんぞ 〈ウ〉 1 カラス。「烏合」 2 黒い。黒。「烏鷺(うろ)」 3 太陽。「烏兎(うと)/金烏」 4 反問を表す助字。い...
う【盂】
[音]ウ(呉)(漢) 1 飲食物を盛る口の広い器。鉢。「盤盂」 2 鉢状のもの。「腎盂(じんう)」 [難読]盂蘭盆(うらぼん)
う【竽】
奈良時代に中国から伝来した竹製の管楽器。大型の笙(しょう)で、音が笙より1オクターブ低く、雅楽に用いられたが、平安中期にすたれた。竽の笛。
う【紆】
[音]ウ(呉)(漢) 曲がりくねる。「紆曲・紆余曲折」
う【羽】
中国・日本音楽の階名の一。五声の第5音。