えんとう‐し【鉛糖紙】
酢酸鉛(Ⅱ)を濾紙(ろし)にしみ込ませて乾かしたもの。硫化物に触れると黒変するので、硫黄化合物の検出に使用。
えんとう‐ずほう【円筒図法】
地図投影法の一。地球に接する円筒面に、経線・緯線などを地球の中心に視点を置いて投影し、それを平面に広げたもの。経線は等間隔の平行線に、緯線はそれと直交する直線になり、高緯度ほど間隔が広くなる。メ...
えんとう‐どき【円筒土器】
縄文時代前期から中期の円筒形をした土器。東北地方北部から北海道南西部にかけて出土する。
鉛刀(えんとう)の一割(いっかつ)
《鉛刀は一度しか切ることができないところから》 1 《左思「詠史」から》一度しか使えないことのたとえ。 2 《「後漢書」陳亀伝から》自分の力を謙遜(けんそん)していう言葉。
えんとう‐はにわ【円筒埴輪】
土管に似た円筒形で、外側に数本の突起した帯をめぐらせた埴輪。高さ60〜100センチ。墳丘上に垣根のように同心円状にめぐらせた。
えんとう‐ぶんすい【円筒分水】
農業用水を分配するための設備。円筒の下部より噴き上げられた水が、各土地の面積の比率に合わせて仕切られた外周部から流れ落ちる仕組み。流量にかかわらず一定の比率で水の分配ができる。
えんとう‐レンズ【円筒レンズ】
⇒円柱レンズ
えんとく【延徳】
室町後期、後土御門(ごつちみかど)天皇の時の年号。1489年8月21日〜1492年7月19日。
えんとく‐ばん【延徳版】
延徳4年(1492)薩摩で出版された「大学章句」の再刊本。日本最初の漢籍新注として有名。文明13年(1481)刊行の原刻本は現存しない。
えんと‐して【宛として】
[副]非常によく似ているさま。まるで。さながら。あたかも。「—孤舟に座するの思いがある」〈蘆花・自然と人生〉