いだか・う【抱かふ】
[動ハ下二]だきかかえる。「女、塗籠(ぬりごめ)の内に、かぐや姫を—・へて居(を)り」〈竹取〉
一笑(いっしょう)を買(か)・う
回りの人の笑いものになる。「幼稚な意見が—・う」
いで‐むか・う【出で向かふ】
[動ハ四] 1 出て、ある方向に向かう。「東男(あづまをのこ)は—・ひ顧みせずて」〈万・四三三一〉 2 出て行って会う。また、出迎える。「ものよりおはすれば、まづ—・ひて」〈源・若紫〉
い‐むか・う【い向かふ】
[動ハ四]《「い」は接頭語》 1 向き合う。「天の川—・ひ居(を)りて一年(ひととせ)に二度逢はぬ妻恋に」〈万・二〇八九〉 2 敵対する。「けだし是(これ)国神(くにつかみ)(ノ中ニ)—・ふ者あ...
色目(いろめ)を使(つか)・う
1 異性の気を引くような目つき・そぶりをする。 2 何か下心をもって、こびるような態度をとる。「役人に—・う」
産湯(うぶゆ)を使(つか)・う
生まれたばかりの赤ん坊を初めて入浴させる。「神田の水で—・った江戸っ子だ」
恨(うら)みを買(か)・う
恨まれる。恨みを受ける。「—・う言動」
うり‐むか・う【売(り)向(か)う】
[動ワ五(ハ四)]相場で、買い方に対して売りで対抗する。「買い相場に—・う」
おい‐つか・う【追(い)使う】
[動ワ五(ハ四)]休む暇も与えずこき使う。追いかけ回すように使う。「部下を休みなく—・う」
頤(おとがい)で人(ひと)を使(つか)・う
「顎(あご)で使う」に同じ。