げん‐じゅつ【験術】
不思議な霊験を現す術。「呪法を修習し、奇異の—を証し得たり」〈霊異記・上〉
げん‐じょう【原状】
初めにあった状態。もとのままの形態。「—に復する」
げん‐じょう【厳重】
[名・形動ナリ]《「げんちょう」とも》「げんじゅう(厳重)」に同じ。「神感のおこるを—にして、掲焉(けちえん)も莫大なり」〈曽我・四〉
げんじょう【玄上/玄象】
《「げんしょう」とも》平安時代の皇室御物の琵琶の名器。藤原貞敏(さだとし)が唐から持ち帰ったもので、比類のない宝器として尊重され、逸話に富む。 [補説]曲名別項。→絃上
げん‐じょう【現場】
「げんば(現場)1」に同じ。「今夜こそ—を見届けたぞ」〈啄木・葬列〉
げん‐じょう【現成/見成】
仏語。眼前に隠れることなく、ありのまま現れていること。自然にできあがっていること。禅宗で用いる。
げん‐じょう【現状】
現在の状態、ありさま。「—を打破する」「—に甘んじる」「—分析」「—維持」
げんじょう‐かいふく【原状回復】
ある事情によってもたらされた現在の状態を、本来の状態に戻すこと。例えば、契約を解除した場合、契約締結以前の状態に回復させること。
げんじょう‐こうあん【現成公案】
禅宗で、自然のままに完成されている公案。常に一切の上に仏法が現れていること。
げんじょうはんだん‐しすう【現状判断指数】
⇒現状判断DI