さら◦ず【然らず】
[連語]《動詞「さ(然)り」の未然形+打消しの助動詞「ず」》そうでない。そのようではない。「—◦ずとていくよもあらじいざやさは法(のり)にかへつる命と思はむ」〈新古今・釈教〉
さら◦ず【避らず】
[連語]《動詞「さる」の未然形+打消しの助動詞「ず」》避けることができないさま。やむをえず。→さ(避)らぬわか(別)れ「—◦ずまかりぬべければ」〈竹取〉
さらず‐とも【然らずとも】
[連語]そうでないとしても。そのようでなくても。「勘(かうが)へ給ふことどもの恐しければ、—逃げてまかでぬべし」〈源・浮舟〉
さらず‐は【然らずは】
[連語]そうでなければ。「なほ隔てたる御心こそありけれな。—夜のほどにおぼし変りにたるか」〈源・宿木〉
サラズム【Sarazm/Саразм】
タジキスタン北西部にある遺跡。首都ドゥシャンベの北西約120キロメートルに位置する。紀元前4000年から紀元前3000年末にかけての、定住型農耕集落の発展過程が見られる。また、発見された装飾品や...
サラセニア【(ラテン)Sarracenia】
サラセニア科サラセニア属の多年生の食虫植物の総称。葉は筒形の捕虫葉で、水差しの口に似る。花は茎の頂に下向きに1個開く。北アメリカ北東部の原産。瓶子草(へいしそう)。
サラセミア【thalassemia】
ヘモグロビンを構成するペプチドの合成が先天的にうまく行われないため貧血になる病気。ヨーロッパ、地中海沿岸地方に多いので地中海貧血ともいう。
サラセン【Saracen】
古代ローマ人がシリア付近のアラブ人に対して用いた呼称。中世ヨーロッパではイスラム教徒をさす言葉として用いられ、イスラム帝国・イスラム文化を、サラセン帝国・サラセン文化などと呼んだ。唐名、大食(タ...
サラセン‐ていこく【サラセン帝国】
⇒イスラム帝国
さら‐ぜたい【新世帯】
新しく持った世帯。新所帯。「—より、年月次第に長者となり」〈浮・永代蔵・五〉