すん‐ずん【寸寸】
[副]《「ずんずん」とも》物を細かく切るさま。ずたずた。「書いた所は—に引き裂いて屑籠(くずかご)へ投げ込んだ」〈漱石・こゝろ〉
すん‐せつ【寸節】
わずかの節操。また、自分の節操をへりくだっていう語。
すん‐ぜん【寸前】
1 ある事の起こるほんの少し前。直前。「衝突—に脱出する」「スタート—」 2 ある物のほんの少し手前。直前。「ゴール—で抜かれる」
すん‐ぜん【寸善】
わずかばかりの善事。
すんぜん‐しゃくま【寸善尺魔】
小さな善と大きな魔。世の中には、よいことはほんの少ししかなく、悪いことのほうがずっと多いこと。また、よいことが少しあっても、悪いことに邪魔されること。
すん‐たい【寸退】
[名](スル)少しだけ退くこと。少しずつ退くこと。「天下の歩寸進して—し」〈新聞雑誌六・附録〉
すん‐たらず【寸足らず】
[名・形動] 1 少し寸法が足りないこと。普通より寸法が短いこと。また、そのさま。「—な(の)洋服」 2 程度や内容が普通より少し劣ること。また、そのさま。「—な(の)説明」
すんだい【駿台】
駿河台(するがだい)の略称。
すん‐だい【駿大】
駿河台大学の俗称。
すんだいざつわ【駿台雑話】
江戸中期の随筆。5巻。室鳩巣(むろきゅうそう)著。享保17年(1732)成立。朱子学の立場から学術・道徳を奨励した教訓的な随筆。