まん‐しつ【満室】
1 すべての部屋がふさがって空きがないこと。 2 その部屋をいっぱいにしていること。「四つの緒(=弦)は急霰の一時に来る如く—の空気を劈(つんざ)いたが」〈魯庵・社会百面相〉
まん‐しゃ【満車】
駐車場などに車がいっぱいで、それ以上は入れないこと。→空車2
まんしゅ‐いん【曼殊院】
京都市左京区にある天台宗の門跡寺院。延暦年間(782〜806)最澄が比叡山に建立、東尾坊と称したのに始まる。明暦2年(1656)良尚法親王が現在地に造営。所蔵の絹本着色不動明王像・古今和歌集は国...
まんしゅう【満州/満洲】
中国東北地方の旧称。遼寧・吉林・黒竜江の東北三省と内モンゴル自治区の一部にわたる。→満州国
まんしゅうげんりゅうこう【満洲源流考】
中国の地理書。20巻。清の乾隆(けんりゅう)帝の勅命により阿桂らが撰。1778年成立。満州の地理・風俗などの古来の史伝を列挙、考証したもの。
まんしゅう‐こく【満州国】
満州事変により中国東北地方を占領した日本が、1932年、清朝最後の皇帝溥儀(ふぎ)(宣統帝)を執政として建国した傀儡(かいらい)国家。首都は新京(今の長春)。1934年に溥儀の皇帝即位によって帝...
まんしゅうこく‐きょうわかい【満州国協和会】
1932年に結成された満州国の官制国民組織。満州国住民を会員とし、宣撫工作・社会教化にあたったが、のち、総力戦体制のなかでの人的、物的動員組織となった。45年、消滅。
まんしゅう‐ご【満州語】
満州族の言語。ツングース語に属し、豊富な文献をもつ。中国東北部の一部と中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の一部とで話されている。
まんしゅうしき‐どうけん【満州式銅剣】
⇒遼寧式銅剣
まんしゅう‐じへん【満州事変】
1931年(昭和6)9月18日、奉天(今の瀋陽)郊外での柳条湖事件を契機に始まった、日本の中国東北部への侵略戦争。翌年満州国独立を宣言、さらに熱河省を占領、国民政府と塘沽(タンクー)停戦協定を締...