かず‐ま・う【数まふ】
[動ハ下二]一人前として数の中に入れる。人並みに扱う。「世に—・へられ給はぬ古宮おはしけり」〈源・橋姫〉
かね‐つけ【鉄漿付け】
1 お歯黒をつけること。特に、初めてつけることをいい、女子が成年になった儀式の一つとされ、知人など7か所からお歯黒をもらってくる風習があった。→御歯黒(おはぐろ) 2 江戸時代、遊里で遊女が一人...
かま‐めし【釜飯】
一人前用の小釜で、魚・貝・鶏肉・野菜などの具を取り合わせて酒・醤油などで味付けして炊いた飯。釜のまま供する。
くち‐ざみし・い【口寂しい】
[形][文]くちざみ・し[シク]《「くちさみしい」とも》 1 何か口に入れるものが欲しい感じであるさま。「—・くてタバコをすう」 2 食べる物が少なくてもの足りない。「一人前ではちょっと—・い」
こころ‐ぐみ【心組(み)】
かねてからの心の用意。心積もり。心構え。「君達がお礼をする—があるなら一人前五六百円」〈魯庵・社会百面相〉
こ‐ども【子供】
《「ども」は接尾語で、本来は複数であるが、今では多く単数に用いる》 1 年のいかない幼い者。児童。小児。わらべ。わらんべ。また、多くの子。子ら。「幼稚園の—」⇔大人。 2 親がもうけた子。むすこ...
こ‐むすめ【小娘】
まだ、一人前に成長していない女。14、5歳くらいの少女。軽いあざけりの気持ちを含んでいうことが多い。「生意気な—だ」
薦(こも)の上(うえ)から育(そだ)て上(あ)げる
《昔はお産のとき、こもむしろを敷いたところから》生まれたときから養育して一人前にする。藁(わら)の上から育て上げる。
鱓(ごまめ)の魚(とと)交(ま)じり
つまらない者が、りっぱな人々の中に交じって一人前の顔をしていることのたとえ。雑魚(ざこ)の魚(とと)交じり。
したて‐あ・げる【仕立て上げる】
[動ガ下一][文]したてあ・ぐ[ガ下二] 1 作り上げる。「—・げたばかりの着物」 2 教え込んで一人前にする。育て上げる。「一人前の板前に—・げる」 3 本来そうでないものをそれらしく作り上げ...