しお‐まねき【潮招/望潮】
《「しおまねぎ」とも》スナガニ科の甲殻類。甲幅27ミリほど。雄の一方のはさみ脚がきわめて大きく、潮が引くと上下に動かして潮を招くような動作をする。和歌山県以南に分布。がん漬けとして賞味される。《...
しずみこみ‐たい【沈み込み帯】
地球表層で、二つのプレートが重なり合う場所において、一方のプレートの下にもう一方のプレートが沈み込む帯状の部分。プレートテクトニクスによれば、密度が低い大陸プレートの下に密度が高い海洋プレートが...
しそ‐ちょう【始祖鳥】
ドイツ南部のジュラ紀の石灰岩から発見された爬虫類と鳥類の中間の生物。大きさはカラスくらい。翼・爪(つめ)・歯をもつことなど、爬虫類に似る一方、鳥類の特徴である羽毛をもつ。鳥類が爬虫類から進化した...
し‐ぞく【氏族】
共通の祖先をもつこと、あるいは、もつという意識による連帯感のもとに構成された血縁集団。父系もしくは母系のどちらか一方の血縁関係によって結ばれている。「—社会」
したじ‐ちゅうぶん【下地中分】
中世、年貢や土地にかかわる荘園領主と地頭との紛争解決の一方法。下地を折半してお互いに領有を認め合うもの。地頭が一円領主化する契機となった。
しち‐きょ【七去】
《「大戴礼」本命から》儒教において、夫が妻を一方的に離別できる七つの理由。父母の言うことを聞かないこと、子のないこと、男女関係にみだらなこと、ねたみ深いこと、悪い病気があること、おしゃべりなこと...
しちぶ‐さんぶ【七分三分】
全体に占める割合の一方が7割で、他方が3割であること。「勝算は—とみる」
してんのうじ‐しき【四天王寺式】
伽藍(がらん)配置の一方式で、南大門・中門・塔・金堂・講堂が南北に一直線上に並ぶもの。大阪の四天王寺などにみられ、飛鳥時代の代表的なもの。
シディバシール‐モスク【Sidi Bashir Mosque】
インド西部、グジャラート州の都市アーメダバードにあるイスラム寺院。城壁に囲まれた旧市街に位置する。15世紀半ばに建造。「揺れるミナレット」とよばれる、土台を共有する2本のミナレット(尖塔)があり...
しどう‐は【師堂派/志道派】
平曲の流派の一。室町時代、一方(いちかた)流から分かれ、疋田仙一(ひきたせんいち)を祖として起こったもの。