たじょうたこん【多情多恨】
尾崎紅葉の小説。明治29年(1896)発表。亡妻に対する主人公鷲見柳之助(すみりゅうのすけ)の愛情の微妙な推移を、言文一致の文体で描く。
たなか‐メモランダム【田中メモランダム】
昭和2年(1927)の東方会議の決定に基づき、田中義一首相が天皇に上奏したとされる文書。同4年に中国側が暴露し、その内容が以後の日本の中国侵略と一致していたために日本の侵略性を証明する重要資料と...
ダイヤモンド‐アンビルセル【diamond anvil cell】
超高圧を発生させる実験装置。天然または人工合成のダイヤモンドを上下に配し、それぞれの先端を一致させて試料を挟み込み、上下から力を加える。ふつう、赤外線レーザーを照射して高温に加熱する機構がある。...
だい‐れんりつ【大連立】
政治思想や政策の違いから通常は連立政権を構成することがない2つの大政党が協調して政権を運営すること。→救国大連立 →挙国一致内閣 →小連立 [補説]戦争や経済危機などの緊迫した政治的課題に対処す...
だ‐きょう【妥協】
[名](スル)対立した事柄について、双方が譲り合って一致点を見いだし、おだやかに解決すること。「—の余地がない」「安易に—する」「—案」
だきょう‐てん【妥協点】
互いに歩み寄って一致できるところ。
だく‐おん【濁音】
五十音図のカ・サ・タ・ハ行の仮名に濁音符「゛」を付けて表すガ・ザ・ダ・バの各行の音節。濁音の各頭子音は有声音である。なお、清濁の対立は有声・無声音の対立関係とは必ずしも一致しない。→清音 →半濁...
ち【致】
[常用漢字] [音]チ(呉)(漢) [訓]いたす 1 めざすところまで届ける。至らせる。「引致・招致・送致・誘致・拉致(らち・らっち)」 2 最後まで行き着く。「致死・致命傷」 3 物事の行き着...
チェック‐サム【check sum】
データ転送が正しくなされたことを調べる検出方法の一。いくつかのデータ列に分割し、データ列の数値の和であるチェックサムを同時に送信する。受信側でも同様にデータ列の数値の和を求め、チェックサムと一致...
ちが・う【違う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ㋐比べてみて同じでない状態を呈する。相違する。異なる。「見方が—・う」「習慣が—・う」「—・った角度から見る」 ㋑両者の間に隔たりがある。差がある。また、他と異なってま...