かせき‐こ【河跡湖】
蛇行の著しい河川で、河道の変化により一部が取り残されて湖沼となったもの。三日月形をしたものは三日月湖ともよばれ、日本では石狩川下流などにみられる。
かせん‐しき【河川敷】
河道と堤防をあわせた区域。河川法によって定められ、河川の一部とみなされ、増水時に達する川幅の最大限をとっている。かせんじき。
かた‐え【片方/傍】
1 かたわら。そば。「父の—を遠く離るる事の」〈露伴・風流魔〉 2 対になっているものの一方。片方。片側。「高麗錦(こまにしき)紐(ひも)の—ぞ床に落ちにける」〈万・二三五六〉 3 一部分。「ほ...
かた‐かな【片仮名】
《「かた」は不完全の意で、漢字の一部分を用いるところから》万葉仮名として用いた漢字の偏(へん)・旁(つくり)・冠(かんむり)・脚(あし)など、その一部を取って作り出された音節文字。「阿→ア」「伊...
かた‐こと【片言】
1 語られる言葉の一部分。へんげん。「—も聞きもらさない」 2 幼児や外国人などの話す、たどたどしい不完全な言葉。「—の英語を話す」 3 なまり・俗語・方言など、標準から外れている言葉。「さると...
かた‐しろ【片白】
1 全体の中の一部分だけが白いこと。また、そのもの。 2 馬の前足のつめの一つだけが白いもの。二つとも白いものを一足白(いっそくじろ)という。
かた‐じ【片字】
1 名前の中の一字。片名。「先輩高名の女郎の—をとり、新造の女郎にあやからしめん」〈色道大鏡・一一〉 2 書道で、字画の一部を省略して略字としたもの。
かた‐じり【片尻】
尻の片方。尻の一部。
かた‐そば【片傍/片側】
一方の端。かたはし。また、一部分。「よしある岩の—に、腰もつきそこなひて」〈源・明石〉
かた‐つむり【蝸牛】
《「かたつぶり」の音変化》腹足綱有肺亜綱に属する陸生の巻き貝のうち、大形のものの総称。殻は螺旋(らせん)形で右巻きが多く、殻から頭や胴の一部を出して移動。頭に二対の触角を備え、長いほうの先端に目...