あがり‐め【上がり目】
1 目じりのつり上がった目。「—下がり目、ぐるっと回って猫の目」⇔下がり目。 2 物事の上がりはじめの時。また、そのような状態や兆候。⇔下がり目。
あがり‐もの【上がり物】
1 神仏への供え物。 2 飲食物を丁寧にいう語。召し上がり物。 3 田畑などから収穫した物。 4 家賃・地代などの収入。「貸長屋の百軒も持ちて、—ばかりに」〈一葉・大つごもり〉 5 官公庁に没収...
あがり‐やしき【上がり屋敷】
江戸時代、犯罪などにより幕府または藩に没収された屋敷。
あがり‐ゆ【上がり湯】
風呂から上がるときに、からだに浴びたりする、湯舟の湯とは別にわかした湯。また、その湯の入った浴槽。陸湯(おかゆ)。かかり湯。
上(あ)がりを請(う)・く
安値の時に買い込んで相場の上がった時に売って利益を得る。上がりを得る。「金持ちといふは…米の—・け」〈浮・諸艶大鑑・六〉
あが・る【上がる/揚がる/挙がる】
[動ラ五(四)] 1 そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。 ㋐低い所から高い所に移る。「二階に—・る」⇔おりる。 ㋑物の位置が高い所へ移る。「遮断機が—・る」「幕が—・る」⇔...
あ・ぐ【上ぐ/揚ぐ/挙ぐ】
[動ガ下二]「あげる」の文語形。
あげ【上げ】
1 下にあるものを高い所に移すこと。「格—」「地—」⇔下げ。 2 船の積み荷を陸上に移すこと。「荷—」 3 相場が高くなること。騰貴。「—一服」⇔下げ。 4 衣服が長すぎるとき、肩や腰などの部分...
あげ‐あし【揚(げ)足/挙(げ)足/上(げ)足】
1 相撲・柔道などで、宙に浮き上がった足。浮き足。 2 鳥獣が地面をかいたり休んだりするために、片足をあげること。また、その足。 3 (上げ足)相場が上昇していくこと。⇔下げ足。 4 一方の足を...
揚(あ)げ足(あし)を取(と)・る
《技を掛けようとした相手の足を取って倒すところから》人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。 [補説]文化庁が発表した令和3年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味...