じ【地】
1 地面。大地。つち。ち。「雨降って—固まる」 2 ある土地。その地域。「—の物」「—卵」 3 物事の基礎。下地(したじ)。「—ができている」 4 化粧しない肌。素肌。「—が白い」 5 布・紙・...
じ‐いろ【地色】
1 布・紙などの、下地の色。 2 女郎が、土地の男を情夫にすること。また、その情夫。「—でも出来たか」〈洒・辰巳之園〉 3 素人の女との色恋。「なりひらの惜しい事には—なり」〈柳多留・八〉
じ‐がね【地金】
1 めっきの下地や、加工の材料となる金属。じきん。 2 生まれつきの性質。本性。主として悪い意味で使う。「—が出る」
じ‐がみ【地紙】
1 扇や傘などに張るために、その形に切った紙。 2 金銀の箔(はく)などを張りつける下地の紙。 3 紋所の名。扇の地紙をかたどったもの。
じ‐さび【地錆】
錆漆(さびうるし)を下地に塗ること。錆塗り。
じ‐だみ【地溜み】
蒔絵(まきえ)の工程で、金銀粉を置くために下地に薄く漆を引くこと。「—筆」
じ‐の‐こ【地の粉】
生漆(きうるし)とまぜて漆器の下地に用いる粉末。焼いた粘土や瓦を砕いたもの。
すきや‐づくり【数寄屋造(り)】
茶室建築の手法を取り入れた住宅様式。長押(なげし)を省き、面皮柱(めんかわばしら)や荒壁、下地窓(したじまど)などを用いる。数寄屋普請(ぶしん)。
たい‐もつ【退没】
仏語。上地から下地へ、楽の世界から苦の世界へ落ちること。
ちから‐だけ【力竹】
茶室で、下地窓の外側に、壁の補強と装飾を兼ねて立てられる竹の柱。間柱(あいばしら)。