きき‐じょうず【聞(き)上手】
相手にうまく応答して、気分よく十分に話をさせること。また、その人。聞き巧者(ごうしゃ)。⇔聞き下手(べた)。
きき‐べた【聞(き)下手】
受け答えが下手で、相手に楽しく、十分に話をさせることができないこと。また、その人。⇔聞き上手(じょうず)。
き‐くずれ【着崩れ】
[名](スル)きちんと着ていた着物の着付けが、しだいに崩れること。「着付けが下手なので、すぐ—する」
ぎょく‐しょう【玉将】
将棋の駒で、慣例として下手(したて)の者が用いる王将。玉(ぎょく)。→王将1
くち‐じょうず【口上手】
[名・形動]言葉で相手を納得させたり喜ばせたりするのがうまいこと。また、そういう人や、そのさま。口巧者(くちごうしゃ)。「—な司会者」⇔口下手(くちべた)。
くち‐ずさ・む【口遊む】
[動マ五(四)] 1 詩や歌などを思いつくままに口にしたり歌ったりする。「懐かしの歌を—・む」 2 うわさをする。「不義淫乱の噂を—・めば」〈当世下手談義・五〉
くち‐ぶちょうほう【口不調法】
[名・形動]「口下手(くちべた)」に同じ。「—なる我口惜く、問い出る詞(ことば)を知らで様々考うる中」〈露伴・対髑髏〉
くろ‐みす【黒御簾】
歌舞伎の舞台で、下座音楽を演奏する場所。江戸では文政(1818〜1830)ごろまで上手(かみて)にあり、のち下手(しもて)になった。中の演奏者が客席から見えないように黒いすだれを下げるのでいう。
げ‐ざ【下座】
[名](スル) 1 貴人に対して行う礼。座をおりて平伏すること。「門番が忽ち本門の側に—した」〈鴎外・渋江抽斎〉 2 しもての座席。しもざ。⇔上座。 3 歌舞伎劇場で、囃子(はやし)方のいる席。...
げざ‐おんがく【下座音楽】
歌舞伎の効果音楽。唄・合方(あいかた)・鳴り物に大別され、三味線・笛・太鼓などを用い、舞台下手の黒御簾(くろみす)の中で演奏する。幕の開閉、人物の出入り、せりふその他の舞台演技の効果を上げるため...