しんじゅふじん【真珠夫人】
菊池寛の長編小説。大正9年(1920)大阪毎日新聞・東京日日新聞で連載。父の借金により船成金の老人のもとに嫁がされた瑠璃子が、恋人直也のため貞操を守りつつ、男たちを手玉にとって生きてゆくさまを描...
シンデレラ【Cinderella】
《灰かぶり娘の意》欧州の昔話の主人公。継母と義姉妹に虐待される少女が、仙女の助けで舞踏会に出かけ、ガラスの靴が縁で王子と結ばれる。グリムやペローの童話が有名。サンドリヨン。
突然の幸運に恵ま...
しんとうすいこでん【神稲水滸伝】
読本。28編140冊。岳亭定岡・知足館松旭作。文政11年(1828)から明治14年(1881)ころまでの刊。稲葉小僧などの義賊を主人公に、「水滸伝」にならって物語を構成したもの。俊傑神稲水滸伝。
しんとくまる【しんとく丸】
説経節の一。また、その主人公の名。正保5年(1648)刊の正本がある。のちの浄瑠璃に影響を与えた。→俊徳丸(しゅんとくまる)
ジゴマ【(フランス)Zigomar】
フランスのレオ=サジー作の探偵小説の主人公。神出鬼没の覆面の怪盗で、1911年に映画化され、日本でも大ヒットした。
じつごと‐し【実事師】
歌舞伎で、実事を得意とする俳優。また、実事の主人公にあたる役柄。紛糾を自ら処理する捌(さば)き役、忍耐を重んずる辛抱立ち役などがある。
じどうきしょうそうち【自動起床装置】
辺見庸の小説。仮眠室での「起こし屋」のアルバイトを主人公に描く、眠りをテーマとした作品。平成3年(1991)発表。同年、第105回芥川賞受賞。
じゃあん
[副] 1 鐘や銅鑼(どら)などの音を表す語。 2 人目を引くさま、立派なさまなどを表す語。「主人公が—と登場する」
ジャン‐クリストフ【Jean-Christophe】
ロマン=ロランの長編小説。10巻。1904〜1912年刊。ベートーベンをモデルにしたといわれる作曲家ジャン=クリストフを主人公に、その精神的成長を描く。
ジャンニ‐スキッキ【Gianni Schicchi】
プッチーニのイタリア語によるオペラ。全1幕。1918年初演。中世のフィレンツェを舞台に、知恵者で知られる主人公スキッキが、機転をきかせて大富豪の遺産を譲り受けるまでの顛末を描いた喜劇。主人公の娘...