い‐アトニー【胃アトニー】
胃の弾力性が低下し、蠕動(ぜんどう)運動が不活発になった状態。胃もたれ・食欲不振などが主症状であるが、自覚症状のないことも多い。
い‐えん【胃炎】
胃粘膜の炎症。暴飲暴食、有害物の摂取、心身の疲労などから起こる。急性の場合は腹痛・嘔吐(おうと)などがみられ、慢性では胃のもたれ・食欲不振が主症状。胃カタル。
エリテマトーデス【(ドイツ)Erythematodes】
顔面などに生じる紅斑(エリテマ)を主症状とする疾患。膠原病(こうげんびょう)の一。急性で全身がおかされるものと、慢性で皮膚に限局して円形の紅斑が現れるものとがある。紅斑性狼瘡(ろうそう)。→全身...
かかつどう‐ぼうこう【過活動膀胱】
尿意切迫感を主症状とし、多くは頻尿・夜間頻尿を伴い、時に切迫性尿失禁を伴う疾患。脳血管障害・パーキンソン病・認知症など神経疾患に起因するものと、前立腺肥大症や加齢などによるものがある。OAB(o...
カシンベック‐びょう【カシンベック病】
シベリア東部・朝鮮半島北部・中国東北地区にみられる、関節と骨の変形・はれを主症状とする病気。小児では四肢の発達がよくなく、小人(こびと)症になる。医師のカシン(N.Kaschin)とベック(E....
かんせつ‐リウマチ【関節リウマチ】
複数の関節の痛み・はれ・変形・運動障害を主症状とする病気。膠原病(こうげんびょう)の一。女性に多く、初めは朝起きたときの手指のこわばりなどがみられ、軽快と増悪(ぞうあく)を繰り返しながら進行し、...
きゅうせい‐ふくしょう【急性腹症】
突然の激しい腹痛を主症状とし、緊急の開腹手術を要する腹部疾患群。虫垂炎・胆嚢(たんのう)炎・膵臓(すいぞう)炎・腸閉塞(ちょうへいそく)・胆石症など。
きょうしん‐しょう【狭心症】
心臓部の締めつけられるような一過性の痛みを主症状とする病気。冠状動脈の硬化・痙攣(けいれん)などが原因で血流が一時的に減少し、心筋への酸素供給が不足するために起こる。痛みが左腕のほうに放散するの...
けいうつ‐じょうたい【軽鬱状態】
鬱状態の程度の軽いもの。鬱病の主症状である抑うつ気分や興味・喜びの減退に加えて、疲労感、体重や食欲の異常、睡眠障害、精神運動性の焦燥感や制止、無力感や罪悪感、思考力・集中力の減退、自殺願望といっ...
こ‐しゅく【固縮】
身体の筋肉が持続的に強くこわばること。運動に関与する錐体外路の阻害により生じる筋緊張亢進症状の一つ。身体を伸展・屈曲しようとすると強度のつっぱり・こわばりなどの抵抗が生じ、あらゆる運動に対して筋...