エッセー【essay】
《「エッセイ」とも》 1 自由な形式で意見・感想などを述べた散文。随筆。随想。 2 特定の主題について述べる試論。小論文。論説。
エッダ【Edda】
アイスランドに伝わる北欧の神話と英雄伝説の集大成。古歌謡の集成である古エッダと、スノッリ=スツルソンによる散文の新エッダの2種類がある。神話詩は天地創造や神と巨人の闘争などを主題とし、ゲルマン神...
エニグマへんそうきょく【エニグマ変奏曲】
《原題、Enigma》エルガーの管弦楽のための変奏曲の通称。1898年から1899年にかけて作曲。正式名称は「創作主題による変奏曲」。主題と14の変奏曲で構成され、各変奏には妻や友人たちの名を暗...
エピローグ【epilogue】
1 劇の最後に俳優が観客に向かって述べる言葉。納め口上(こうじょう)。⇔プロローグ。 2 詩歌・小説・戯曲などで、結びの部分。終章。終曲。また、物事の結末。⇔プロローグ。 3 音楽のソナタ形式で...
エリザベスちょうのくみきょく【エリザベス朝の組曲】
《原題、(フランス)Suite élisabéthaine》イベールの管弦楽曲。1942年作曲の劇付随音楽「真夏の夜の夢」から9曲を抜粋して編曲。エリザベス朝時代の作曲家の代表作を主題に用いる。...
おちくぼものがたり【落窪物語】
平安時代の物語。4巻。作者不詳。源氏物語よりもやや早い成立か。中納言忠頼の娘が、継母にいじめられて落窪の間に押し込められるが、左近少将道頼に迎えられ、中納言一家も栄える。継子いじめという陰湿な主...
おつま‐はちろべえ【お妻八郎兵衛】
大坂の古手屋八郎兵衛が嫉妬から、遊女のお妻を殺した事件を主題とする歌舞伎・浄瑠璃の通称。歌舞伎狂言「文月恨切子(ふみづきうらみのきりこ)」、浄瑠璃「桜鍔恨鮫鞘(さくらつばうらみのさめざや)」など。
おばけのせかい【お化けの世界】
坪田譲治の中編小説。昭和10年(1935)、「改造」誌に掲載。子どもにとっては不可解な死の概念を主題とする児童文学作品。主人公の善太と三平の兄弟は、続く作品「風の中の子供」「子供の四季」にも登場する。
オホーツクちょうほうせん【オホーツク諜報船】
西木正明によるノンフィクション作品。北方領土近海でソ連のためのスパイ活動を行っていた、いわゆるレポ船を主題とする。昭和55年(1980)刊行。同年、第7回日本ノンフィクション賞新人賞を受賞。
おんがくのささげもの【音楽の捧げ物】
《原題、(ドイツ)Musikalisches Opfer》バッハの室内楽曲。1747年ごろの作。プロイセンのフリードリヒ大王から与えられた主題に基づき、フーガ2曲と4楽章で構成されたトリオソナタ...