しだし‐いしょう【仕出し衣装】
新しい趣向の衣装。流行の衣装。「—の物好み」〈浮・五人女・三〉
しだし‐じょろう【仕出し女郎】
新しく売れっ子になった女郎。「太夫職にも劣らぬ—といふ衣裳つき」〈浮・禁短気・五〉
しだし‐ぞめ【仕出し染(め)】
色や模様などに、新しい趣向を取り入れて染めること。また、そのようにして染めた物。
しだし‐ち【仕出し地】
商品・貨物などの発送元。→仕向け地
しだし‐にょうぼう【仕出し女房】
装いに工夫を凝らした、おしゃれな女性。仕出し女。「目にとまる物には今時の—」〈浮・俗つれづれ〉
しだし‐べんとう【仕出し弁当】
料理屋などが注文を受けて調理した弁当。
しだし‐めし【仕出し飯】
料理屋などが注文を受けて調理し、届ける食事。「一匁の—をあつらへ」〈浮・胸算用・二〉
しだし‐や【仕出し屋】
注文を受けて料理や弁当を調理し、配達する店。また、それを業とする人。
し‐だ・す【仕出す/為出す】
[動サ五(四)] 1 しはじめる。とりかかる。「ようやく仕事を—・す」 2 注文に応じて、料理を作って届ける。「精進料理を—・す」 3 「しいず1」に同じ。「かたのごとく御湯—・いてまゐらせたり...
し‐つ・く【仕付く/為付く】
[動カ四]しなれている。しつけている。しつける。「若き時より—・き給へらむこと」〈宇津保・内侍督〉 [動カ下二]「しつける」の文語形。