かしざしき‐ぎょうしゃ【貸(し)座敷業者】
有料で座敷を貸す業者のこと。「貸座敷」は、江戸時代には男女の密会のための部屋を表す言葉であり、明治以降は遊女屋・女郎屋の公称となった。
か‐すけごう【加助郷】
江戸中期以降、宿駅の定助郷(じょうすけごう)に新たに追加された助郷役。街道の交通量の増加に伴って徴発された。増(まし)助郷。
カスティーリャ‐レオン【Castilla y León】
スペイン北西部にある州。レオン王国と、カスティーリャ王国の一部だった地域で構成される。州都はバリャドリード。カスティーリャ‐イ‐レオン。 11世紀から13世紀にかけてイベリア半島にあった王国...
カストリア【Kastoria/Καστορια】
ギリシャ北西部、マケドニア地方の町。オレスティアダ湖(カストリア湖)西岸の岬に位置する。古くから毛皮産業が盛ん。戦略上、交易上の要地として栄え、東ローマ帝国とブルガリア帝国の間で領有をめぐる争い...
カターニア【Catania】
イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市。同島の東岸、エトナ山の麓に位置する。古代ギリシャ、ローマの植民都市が置かれ、11世紀にノルマン人の支配下になった。エトナ山の噴火(紀元前2世紀、1...
かつて【曽て/嘗て】
[副] 1 過去のある一時期を表す語。以前。昔。「—京都にいたころ」「—の名選手」 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)今まで一度も。ついぞ。「—ないにぎわいを見せる」「いまだ—聞いたことがな...
かど‐まつ【門松】
正月に家の門口に立てる飾りの松。元来、年神(としがみ)の依(よ)り代(しろ)であったとみられる。中世以降、竹を添える場合が多い。かどのまつ。まつかざり。《季 新年》「—の雪のあたたかに降りにけり...
かな【哉】
[終助]《係助詞「か」の文末用法+終助詞「な」から》体言・活用語の連体形に付いて、感動・詠嘆を表す。…だなあ。「人の心は愚かなるもの—」〈徒然・八〉 「病雁の夜さむに落ちて旅寝—/芭蕉」〈猿蓑〉...
かなもじづかい【仮名文字遣】
南北朝時代の仮名遣い書。1巻。行阿(ぎょうあ)(源知行)著。貞治2年(1363)以降の成立。行阿の祖父源親行が藤原定家の「拾遺愚草」を清書したとき、定家の承認を得て統一した仮名遣いを、行阿がさら...
かね‐はじめ【鉄漿始め】
平安時代以降、初めてお歯黒をつけるときの儀式。女は9歳、男は元服ののちに行われ、江戸時代では、女子だけが13歳または17、8歳ごろに行った。