か‐めん【仮面】
1 人間・動物などの顔をかたどって素顔にかぶるもの。マスク。 2 本心や素性を隠すもの。「とりすました人の—をはぐ」
かめん‐うつびょう【仮面鬱病】
鬱病に通常みられる精神症状よりも、疲労感・睡眠障害・便秘など、さまざまな身体症状を強く訴える鬱病。鬱病が仮面をかぶっているという意味でいい、臨床上用いられる。
かめん‐げき【仮面劇】
演技者が仮面をつけて演じる演劇。古代ギリシャ劇・伎楽(ぎがく)・能など。
かめん‐こうけつあつ【仮面高血圧】
病院などの検査で測ると正常だが、家庭や職場で測ると高血圧である状態。→白衣高血圧
かめんのこくはく【仮面の告白】
三島由紀夫の小説。同性にしか性的な欲望を抱くことができない「私」が自身の半生を語る自伝的長編。昭和24年(1949)刊行。著者初期の代表作。
かめんのしょ【仮面の書】
《原題、(フランス)Le Livre des masques》グールモンによる文学評論集。全2巻。1896年、1898年に刊行。
かめんのめがみ【仮面の女神】
長野県茅野市の中ッ原遺跡から出土した中空土偶の愛称。縄文時代後期前半につくられたもの。全長34センチ、重量2.7キロと大形で、逆三角形の平らな顔が特徴的。平成26年(2014)、国宝に指定された...
かめん‐ふうふ【仮面夫婦】
俗に、他人の前では仲のよさを演じてみせるが、実際の二人の関係は冷えきっている夫婦のこと。
かめん‐ぶとうかい【仮面舞踏会】
参加者が仮面をつけたり仮装したりして出席する舞踏会。 [補説]作品名別項。→仮面舞踏会
かめんぶとうかい【仮面舞踏会】
《原題、(イタリア)Un ballo in maschera》ベルディ作曲のイタリア語によるオペラ。全3幕。1859年初演。スウェーデン王グスタフ3世の暗殺事件を題材としたウジューヌ=スクリーブ...