ドルかい‐じけん【ドル買い事件】
昭和6年(1931)財閥系銀行などが金輸出再禁止を見越してドル為替を大量に買い入れ、円相場下落後、巨額の為替差益を得た事件。軍部・右翼による財閥攻撃をもたらし、ファッショ化を進める一因となった。
ドレフュス‐じけん【ドレフュス事件】
1894年、フランスに起こったスパイ事件。ユダヤ系のドレフュス(A.Dreyfus)大尉は、ドイツのスパイとして終身刑に処せられたが、1896年に真犯人が現れ、軍部がこれを隠匿。これに対し、小説...
ドレフュース‐じけん【ドレフュース事件】
⇒ドレフュス事件
ながぬまナイキ‐じけん【長沼ナイキ事件】
⇒長沼訴訟
なごや‐じけん【名古屋事件】
明治17年(1884)に起こった自由民権運動の激化事件の一。名古屋の自由党過激派が政府転覆を計画して強盗などを働いたが、飯田事件発覚に関連して逮捕された。
なまむぎ‐じけん【生麦事件】
文久2年(1862)薩摩(さつま)藩の島津久光一行が江戸からの帰途、横浜生麦村にさしかかった際、騎馬のまま行列を横切った英国人4人を殺傷した事件。→薩英(さつえい)戦争
ナンキン‐じけん【南京事件】
1927年、中国で北伐軍が南京を攻撃した際、列国領事館を略奪したという口実で、英国と米国の軍艦が南京を砲撃した事件。蒋介石(しょうかいせき)らの国民党右派が共産党と分裂するきっかけとなった。
なん‐けん【難件】
処理のむずかしい事件や問題。
にこう‐じけん【尼港事件】
シベリア出兵中の大正9年(1920)、ソ連のパルチザンが尼港で日本人捕虜などを殺害した事件。日本の世論は激高し、日本軍は事件解決まで北樺太(からふと)を保障占領した。
ににろく‐じけん【二・二六事件】
昭和11年(1936)2月26日、陸軍の皇道派青年将校が武力による政治改革を目ざし、下士官・兵を率いて起こしたクーデター事件。内大臣斎藤実・蔵相高橋是清・教育総監渡辺錠太郎らを殺害、国会議事堂・...