うきよ‐ものまね【浮世物真似】
物売りや動物の身振りや音声などをまねること。また、その芸。役者の身振り・声色をまねる役者物真似に対していう。「—、能狂言、境内に所狭(ところせ)きまでみちみちたり」〈滑・膝栗毛・七〉
烏(からす)が鵜(う)の真似(まね)
「鵜の真似をする烏」に同じ。
きん‐じ【近似】
[名](スル) 1 非常に似通っていること。「—した図柄」 2 ある数値に非常に近いこと。また、そのような値で表すこと。「—計算」
ぎ‐じ【疑似/擬似】
[名](スル) 1 本物によく似ていてまぎらわしいこと。また、そのもの。「—コレラ」 2 そっくりまねをすること。「妄(みだり)に洋客の口気を—するの論なり」〈吉岡徳明・開化本論〉
くち‐まね【口真似】
[名](スル)他人のものの言い方や声音(こわね)をまねること。 [補説]狂言の曲名別項。→口真似
くちまね【口真似】
狂言。酒の客をあしらうため、自分のまねをするように主人に言われた太郎冠者が、必要以上に主人のまねをする。
けい‐じ【形似】
1 形が似ていること。 2 東洋画で、対象の形態を忠実に写すこと。→写意(しゃい)
こく‐じ【酷似】
[名](スル)非常によく似ていること。そっくりなこと。「写真で見た人物に—している」
さる‐に【猿似】
血縁関係がないのに、顔かたちが似ていること。そらに。「他人の—」
猿(さる)の人真似(ひとまね)
しっかりした考えもなしに人のまねをすることをあざけっていう言葉。