どこ‐もと【何処許】
[代]不定称の指示代名詞。どのあたり。どこら。「—なりとも、片陰のよささうな所に居たいの」〈虎清狂・猿座頭〉
どこ‐やら【何処やら】
[名]場所をはっきりそこと示さないでいう。どこかあるところ。「—へ行くそうだ」 [副]それとはっきり示せないが、なんとなく。どことなく。「—父親似の顔」
どこ‐ら【何処ら】
[代]不定称の指示代名詞。どこのあたり。どのへん。どこいら。「工事のほうは—まで進んでいますか」
何処(どこ)を押(お)せばそんな音(ね)が出(で)る
《勝手な言い分をとがめる時の言葉》何を根拠にそんな常識外れのことが言えるのか。
ど‐ち【何方】
[代]《「いづち」の音変化》不定称の指示代名詞。どっち。どちら。「皆々—へおぢゃる」〈虎明狂・悪坊〉
どち‐ら【何方】
[代] 1 不定称の指示代名詞。 ㋐不明または不特定の方向・場所をさす。「—へおいでですか」「お住まいは—ですか」 ㋑複数の中から一つだけを、限定しないまま、取り立ててさす。「—がお好きですか」...
どっ‐ち【何方】
[代]《「どち」の促音添加》 1 不定称の指示代名詞。「どちら」よりもややくだけた感じの語。 ㋐「どちら1㋐」に同じ。「交番は—ですか」 ㋑「どちら1㋑」に同じ。「—でもいい方を買ってやるよ」 ...
どっち‐つかず【何方付かず】
[名・形動]いずれとも定まらずに、中途半端なこと。また、そのさま。「—な(の)態度」
何方(どっち)へ転(ころ)んでも
どちらの場合になっても。どっちみち。「—損をしないようにする」
どっち‐みち【何方道】
[副]どういうふうにしても、結局はある状態になることを表す。どちらにしても。いずれにしても。どのみち。「今から急いでも—間に合わない」