じゅうにだんぞうし【十二段草子】
古浄瑠璃。作者未詳。室町中期以後に成立した御伽草子による語り物で、牛若丸と浄瑠璃姫との恋物語を脚色したもの。近世初期に流行し、以後、この種の語り物を浄瑠璃と称するようになった。浄瑠璃姫物語。浄瑠...
じゅうりょくのにじ【重力の虹】
《原題Gravity's Rainbow》ピンチョンの長編小説。1973年刊。同年の全米図書賞を受賞したが、授賞式に作者が現れず物議をかもした。ポストモダン文学の代表的作品の一つ。
じょうきゅうき【承久記】
鎌倉時代の軍記物語。2巻。作者未詳。鎌倉中期の成立か。承久の乱の経過を記し、論評を加えたもの。「承久兵乱記」「承久軍物語」などの異本がある。
じょう‐でん【乗田/剰田】
1 律令制で、位田・職田(しきでん)・口分田(くぶんでん)・賜田・墾田などに割り当てたあとの余剰の田地。請願した耕作者に貸与し、収穫の5分の1を太政官に納めさせた。 2 中国、春秋時代に魯(ろ)...
じょじょう‐し【叙情詩/抒情詩】
叙事詩・劇詩とともに詩の三大部門の一。作者の感情や情緒を表現した詩。リリック。 [補説]書名別項。→抒情詩
じょじょうししゅう【叙情詩集】
《原題、(スペイン)Rimas》ベッケルの詩集。1871年、作者の没後に刊行。全79編からなる叙情詩集。ロマン主義の詩から距離をおき、飾り気のない言葉で自己の内面が綴られている。
すいこでん【水滸伝】
中国の長編口語小説。四大奇書の一。清の金聖嘆(きんせいたん)が後半部を切り捨てた70回本のほかに100回本・120回本がある。作者は施耐庵(したいあん)・羅貫中(らかんちゅう)らというが不明。...
スキャンレーション【scanlation】
《scan(スキャン)+translation(翻訳)からの造語》日本の漫画などをイメージスキャナーで読み取って電子書籍化し、セリフを英語などに翻訳してインターネット上で無断公開する行為。これを...
すけ【助】
[名] 1 助けること。手伝うこと。また、その人。「貴様だったろう、爺の—をして遣ったのは」〈木下尚江・良人の自白〉 2 芝居・演芸などで、応援出演する人。また、ある人の代わりに出演する人。代...
スタッフ‐ロール【staff roll】
映画などで表示される、製作者・監督・小道具係などの名前を列挙した一覧。映画の終わりに表示される場合はエンドロールともいう。