ちょう‐き【寵姫】
君主の寵愛する侍女。愛妾。
ちょう‐じゃ【長者】
1 《「ちょうしゃ」とも》年上の人。また、目上の人。年長者。 2 《「ちょうしゃ」とも》徳のすぐれている人。また、穏やかな人。「そこは温厚の—だから、別段激した様子もなく」〈漱石・吾輩は猫である...
枕席(ちんせき)に侍(はべ)・る
女性が男性と共寝する。枕席を薦(すす)む。枕席に侍(じ)する。「尤も老人の事じゃから—・らすわけではないが」〈魯庵・社会百面相〉
つい‐た・つ【つい立つ】
[動タ四] 1 勢いよく立つ。「—・てる鉤蕨(かぎわらび)」〈梁塵秘抄・二〉 2 急に立ち上がる。さっと立つ。「—・って中門に出でて、侍どもに仰せられけるに」〈平家・二〉
[動タ下二]突き立...
つかえ‐どころ【仕え所】
院の庁・親王家・摂関家・大臣家などの家政機関の一。力役その他の雑役に従う仕丁などの下級職員を管理し、院中・家中の雑務を処理した。また、その職員・詰め所。侍所。
つかさ【官/司】
1 役所。官庁。「陰陽(おんみょう)の—」「—にも許し給へり今宵のみ飲まむ酒かも散りこすなゆめ」〈万・一六五七〉 2 役人。官吏。「国の—」「郡(こおり)の—」「近き所々の御庄(みさう)の—召し...
つき‐つけ【突(き)付け】
1 二つの材を、枘(ほぞ)などをつけずにただ突き合わせ、釘や接着剤などで接合すること。また、そのもの。 2 「突き付け売り」の略。「比丘尼の方より—の切り売りをいたし侍る事の悲しさよ」〈仮・東海...
つたえ‐びと【伝へ人】
話の取り次ぎをする人。「右近内侍(ないし)ぞさりげなき—にては候ひける」〈栄花・浦々の別〉
つち‐いっき【土一揆】
室町中期、畿内を中心に頻発した農民・地侍の武装蜂起。年貢の減免や徳政を要求して、荘園領主・守護大名、また酒屋・土倉(どそう)などの高利貸とも武力で争った。どいっき。
つづけ‐うた【続け歌】
連歌の古称。「我が国にては歌を連ねたれば連歌と申すにや、昔の人は—とぞ申し侍りし」〈筑波問答〉