やのね【矢の根】
歌舞伎十八番の一。時代物。享保14年(1729)江戸中村座の初春狂言「扇恵方曽我(すえひろえほうそが)」の中の一幕として2世市川団十郎が初演。曽我五郎が矢の根を研いでまどろむうち、夢の中で兄十郎...
やまい‐よわ・い【病弱い】
[形][文]やまひよわ・し[ク]病気に抵抗する力が弱い。「めったに寝つくほどの病気をしたことがないだけに、…馬鹿々々しいほどまた—・く」〈里見弴・安城家の兄弟〉
ゆう【友】
[名・形動] 1 友人。とも。 2 兄弟の仲がよいこと。また、そのさま。「父母に孝に、兄弟(けいてい)に—に」〈教育に関する勅語〉
ゆう‐あい【友愛】
兄弟間の情愛。また、友人に対する親しみの情。友情。友誼(ゆうぎ)。「—の精神」
ゆう‐あく【優渥】
[名・形動]ねんごろで手厚いこと。また、そのさま。「同胞兄弟は、皆聖慮の—なるに感泣し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ゆう‐う【友于】
《「書経」君陳の「兄弟に友に、克(よ)く有政に施す」から》兄弟仲のよいこと。転じて、兄弟のこと。
ゆう‐し【猶子】
1 兄弟の子。甥(おい)。姪(めい)。 2 兄弟・親類または他人の子を自分の子としたもの。義子。養子。
ゆう‐しゅう【幽囚】
[名](スル)捕らえられて、閉じこめられること。また、その人。「—の身」「父と兄弟と各地に—せられ」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ゆう‐てい【友悌】
《「友」は弟をかわいがること。「悌」は兄に従うこと》兄弟の仲がよいこと。
ゆきあい‐きょうだい【行き合ひ兄弟】
異父同母の兄弟姉妹。また、親の結婚により兄弟となった連れ子どうし。いきあいきょうだい。「小町と其方は—」〈浄・七小町〉