エックス‐せってん【X接点】
シンクロ接点の一。カメラ本体のシャッターと外部に取り付けたストロボの発光を同調させることができる。
エックス‐せん【X線】
高速の陰極線が陽極に衝突したときに発生する放射線。電磁波のうち、波長は紫外線より短く、γ(ガンマ)線より長いもので、100〜0.01オングストローム程度。透過力が強く、また干渉・回折などの現象を...
エックスせん‐しゃしん【X線写真】
X線を光源として用いた写真。直接目で見えない物体内部の透過像を得ることができる。疾病の発見、美術品の鑑定、結晶構造の研究などに利用。レントゲン写真。
エックスせん‐しんせい【X線新星】
X線領域で急激に増光し、1年程度かけて緩やかに減光するX線天体。近接連星系を成す中性子星やブラックホールに伴星からガスが流れ込んで降着円盤が形成され、その円盤の構造的な不安定性によりX線の増光が...
エックスせん‐じゆうでんしレーザー【X線自由電子レーザー】
自由電子レーザーの一。電子をほぼ光速に加速し、アンジュレーターという磁石が多数並ぶ装置で電子を蛇行させて放射光を発生・増幅し、X線領域の電磁波を発振するレーザー。ごく短時間に起こる化学反応の観察...
エックスせん‐バースター【X線バースター】
X線の強度が数秒から数百秒の間に10倍以上増加するX線天体。近接連星系をなす磁場の弱い中性子星に伴星からガスが流れ込み、中性子星表面で爆発的な核融合反応が起こることによってX線が発せられると考え...
エックスせん‐バースト【X線バースト】
X線バースターにみられるX線の増光現象。→X線バースター
エックスせん‐フィルム【X線フィルム】
X線写真で用いられる一般写真用とは異なるフィルム。透過力が強いX線を感光させるため、フィルムの両面に感光乳剤を塗布したり、乳剤中のハロゲン化銀の含有率を高めたりしたものが使われる。
エックスせん‐ぶんこうけい【X線分光計】
X線の分光分析を行う装置。蛍光X線をはじめとする特性X線などのスペクトルを分析することにより、元素の特定やその量の測定などを行う。
エックスせん‐ぼうえんきょう【X線望遠鏡】
《X-ray telescope》天体の発するX線を観測する装置。X線は地球大気を透過せず、光学レンズも透過しないので、細い金属線を平行に多数配置した特殊装置を人工衛星に搭載して大気圏外で観測を行う。