たか‐ようじ【高楊枝】
1 ゆうゆうと食後の楊枝を使うこと。満腹のさまにいう。「武士は食わねど—」 2 何もしないでいること。ぶらぶら遊んでいること。「那麼(そんな)思想は全く自分には無いからと—である」〈紅葉・多情多恨〉
他人(たにん)の別(わか)れ棒(ぼう)の端(はし)
夫婦が離別すると全く他人となってしまい、互いに棒切れのようにしか顧みないこと。
だけ‐しか
[連語]《副助詞「だけ」+係助詞「しか」》下に打消しの語を伴って、特定の事柄以外のものを全く否定する意を表す。「しか」の強調表現。「会場には本人—入れない」
だらし‐な・い
[形][文]だらしな・し[ク] 1 きちんとしていない。整っていない。「—・いかっこう」「床に—・く寝そべる」 2 節度がない。しまりがない。「お金に—・い人」「自分の子供のことになると全く—・...
だん‐ぜつ【断絶】
[名](スル) 1 続いてきたもの、受け継がれてきたものが、絶えること。廃絶すること。「家が—する」 2 結びつきや関係が、切れること。また、関係などをたちきること。「世代の—」「国交を—する」...
地(ち)に落(お)・ちる
盛んであった評判や権威などが、全く衰え廃れる。「国の威信が—・ちる」
血(ち)も涙(なみだ)もな・い
全く人情味がない。冷酷そのものである。「—・い借金の取り立て」
ちょうめんえきふぜん‐マウス【超免疫不全マウス】
先天的な免疫不全のマウスどうしを何代にもわたって掛け合わせ、免疫能力をほぼなくしたマウス。異種の細胞に対する拒絶反応を全く起こさないため、人間の造血細胞や免疫細胞を直接導入するヒト化マウスの作出...
痛痒(つうよう)を感(かん)じ◦ない
なんの影響も利害も感ぜず、全く平気である。痛くもかゆくもない。「欠員が出てもなんら—◦ない」
つき‐は・てる【尽(き)果てる】
[動タ下一][文]つきは・つ[タ下二]全く尽きる。すっかりなくなる。「精も根も—・てる」「愛想が—・てる」