せん‐こう【先公】
1 先代の君主。先君。 2 俗に、学生・生徒が先生をさしていう語。
そ‐こう【狙公】
猿を飼う人。猿回し。
そん‐こう【尊公】
[代]二人称の人代名詞。男性が、相手の男性を敬っていう。貴公。貴君。尊君。
たい‐こう【大公】
1 ヨーロッパの君主の一門の男子をいう語。 2 ヨーロッパの小国の君主をいう語。その国を大公国という。「ルクセンブルク—」 [補説]作品名別項。→大公
たいこう【大公】
《原題、(ドイツ)Erzherzog》ベートーベンのピアノ三重奏曲第7番の通称。変ロ長調。1811年の作。名称は、優雅で堂々とした曲想であることと、ルドルフ大公に献呈されたことにちなむ。大公トリオ。
たい‐こう【太公】
1 父、または祖父のこと。 2 他人の父を敬っていう語。 3 高齢者を敬っていう語。 ⇒太公望(たいこうぼう)
だい‐こう【乃公】
[代]一人称の人代名詞。男性が、目下の人に対して、または尊大に、自分をさしていう語。我が輩。ないこう。「それでも筆者は断じて—ではないと言い張り」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
ない‐こう【乃公】
[代]⇒だいこう(乃公)
ちゅうけん‐はちこう【忠犬ハチ公】
東京帝大教授、上野英三郎の飼い犬ハチのこと。主人の死後も渋谷駅前でその帰りを待ち続けたという。昭和初期に美談として話題になった。
つかみ‐ぼうこう【掴み奉公】
草履取りの奉公。また、その奉公を卑しめていう語。「—致しても、恋しい奴めにま一度と」〈浄・薩摩歌〉