その‐くせ【其の癖】
[接] 1 前述の事柄を受けて、それと相反する事柄を導く。それなのに。それにもかかわらず。「彼は、やせていて、—大飯食らいだ」 2 そのうえ。「わしも仲間の太々講(だいだいこう)で、—講親といふ...
その‐こと【其の事】
取り立てていうような事柄。大事な用事など。「用ありて行きたりとも、—果てなば、とく帰るべし」〈徒然・一七〇〉
其(そ)の事(こと)とな・し
1 取り立てていうこともない。なんということもない。「—・けれど、世の中の物語などしつつ」〈源・蜻蛉〉 2 特定のこととは限らず、何事につけても。「堀川相国は、美男のたのしき人にて、—・く過差を...
そのこま【其駒】
神楽歌の一。舞を伴う。神の乗り物の駒を歌って、惜別の情を表した歌。「その駒ぞや」で始まる。
その‐ご【其の後】
ある事があったあと。それ以来。以後。副詞的にも用いる。「事件の—は知らない」「—いかがお過ごしですか」
その‐じつ【其の実】
実際のところ。本当のところ。副詞的にも用いる。「生活ははでに見えるが、—ふところは苦しいんだ」
その‐すじ【其の筋】
1 その方面。その道。「—に通じている人」 2 その方面に関係している官庁。特に、警察。「—のお達しにより」
その‐せつ【其の節】
その時。その折。「—はありがとうございました」
その‐た【其の他】
前に述べたもののほかのもの。そのほか。「野菜、肉類、—の食料品」「—大勢」
その‐だん【其の段】
そのようなこと。その件。「—はまげてお許しのほどを」