じゅ‐だい【入内】
[名](スル)皇后・中宮・女御になる人が、儀礼を整えて正式に内裏に入ること。
じょうがん‐でん【貞観殿】
平安京内裏十七殿の一。内裏中央の北端にあり、常寧殿の北に位置した。皇后宮の正庁で、後宮の事務をつかさどった。御匣殿(みくしげどの)。
じょう‐ぎ【仗議/仗儀】
内裏の陣の座に公卿が集まって行った、政務についての評議。陣の定(さだめ)。陣定(じんじょう)。陣議。「この二人—のありけるを立ち聞きて」〈愚管抄・四〉
じょうさい‐もん【上西門】
平安京大内裏外郭門の一。西面し、殷富門(いんぷもん)の北にあり、上東門に対する。築地(ついじ)を切り抜いただけで屋根がない。
じょうとう‐もん【上東門】
平安京大内裏外郭門の一。東面し、陽明門の北にあって、上西門に対する。築地(ついじ)を切り抜いただけで屋根がない。
じょうねい‐でん【常寧殿】
平安京内裏十七殿の一。貞観殿の南、承香殿(しょうきょうでん)の北にあった。皇后・女御の居所で、五節舞(ごせちのまい)も行われた。五節殿。后町(きさいまち)。
じろざえもん‐びな【次郎左衛門雛】
江戸時代中ごろ、京都の人形師、雛屋次郎左衛門が作り出した雛人形。優雅なおもむきの内裏雛。
すえ‐の‐よ【末の世】
1 後の世。後の時代。「—までも語り継がれる」 2 道義や仏法がすたれ、人の心がすさんだ世の中。末世(まっせ)。 3 晩年。「—に内裏を見給ふにも」〈源・賢木〉
すざく‐おおじ【朱雀大路】
平城京・長岡京・平安京で、中央を南北に通じる大路。大内裏南面中央の朱雀門から、都城南端の羅城門に至り、これより東を左京、西を右京とする。しゅじゃくおおじ。
すざく‐もん【朱雀門】
平安京大内裏外郭十二門の一。南面中央の門で、朱雀大路の起点。中国の長安の朱雀門にならったもので、平城宮などにもあった。南門。大伴門。しゅじゃくもん。