みょう‐ごう【冥合】
[名](スル)知らず知らず一つになること。
みょう‐しゅ【冥衆】
閻魔王(えんまおう)や梵天など、人の目に見えない鬼神や諸天。また、冥界に住むもの、特に、地獄の鬼。
みょう‐じょ【冥助】
神仏の目に見えない助け。冥加(みょうが)。「福徳の大神の—を受けているなどと」〈芥川・地獄変〉
みょう‐ちょう【冥帳】
神社・仏閣に金銭や物品を奉納した人の名を記入する帳簿。
みょう‐どう【冥道】
1 「冥界(みょうかい)」に同じ。 2 冥界の諸仏や冥衆(みょうしゅ)。「今日この御堂に影向(やうがう)し給ふらむ神明、—たちもきこしめせ」〈大鏡・道長下〉
みょうどう‐く【冥道供】
閻魔(えんま)大王に罪の消滅と長寿を祈願する密教の供養法。
みょう‐ばつ【冥罰】
神仏が人知れず下す罰。天罰。「良秀の描いた神仏が、その良秀に—を当てられるとは」〈芥川・地獄変〉
めい‐ばつ【冥罰】
⇒みょうばつ(冥罰)
みょう‐らん【冥覧】
「冥見(みょうけん)」に同じ。「死後には—明らけく」〈浄・先代萩〉
みょう‐り【冥利】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人知れず与える利益(りやく)。 2 知らず知らずの間に神仏から受ける利益や恩恵。また、善行の報いとして受ける幸福。「—がいい」 3 ある立場にいることによって受ける恩恵。...