冥利(みょうり)が悪(わる)・い
神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。「負債を返さないでは、余り—・いでないか」〈鏡花・化銀杏〉
冥利(みょうり)に尽(つ)・きる
その立場にいる者として、これ以上の幸せはないと思う。「教師として—・きる」
みょう‐りょ【冥慮】
神仏のおぼしめし。目に見えない神仏の心。「仏陀の—にそむくべからず」〈平家・二〉
めい【冥】
[常用漢字] [音]メイ(漢) ミョウ(ミャウ)(呉) [訓]くらい 〈メイ〉 1 暗くて見えない。「冥暗・冥冥/晦冥(かいめい)・昏冥(こんめい)・幽冥」 2 道理に暗い。「頑冥」 3 奥深...
めい‐あん【冥暗/冥闇】
1 暗いこと。くらやみ。「月日の光をも見給はねば、一生—の中に向かって」〈太平記・四〉 2 冥土(めいど)の迷い。「君孝行たらば、わが—を助けよ」〈謡・海人〉
めいおう‐せい【冥王星】
《Pluto》太陽系で海王星の外側を回る準惑星。太陽からの平均距離59億1510万キロ、すなわち39.5402天文単位、公転周期247.796年。1930年、米国ローウェル天文台のC=W=トンボ...
めいおうせいがた‐てんたい【冥王星型天体】
《plutoid》太陽系外縁天体に属する準惑星の総称。海王星の軌道外にあり、太陽を周回する天体のうち、惑星としての定義を満たさないものを指す。2008年に国際天文学連合(IAU)により正式名称と...
めいおう‐だい【冥王代】
地質時代の区分の一。始生代以前の地球誕生から約5億年間を指し、先カンブリア時代に含まれる。地殻と海ができ、最初の生命が誕生したと考えられている。西オーストラリアとカナダのハドソン湾沿岸に、この時...
めい‐かい【冥界】
死後の世界。あの世。冥土。冥境。みょうかい。
めい‐き【冥鬼】
冥界にいるという鬼。