にくまれ‐やく【憎まれ役】
人から憎まれるような役目・立場。「—に徹する」「—を買って出る」
にしき‐そう【錦草】
トウダイグサ科の一年草。畑や道端に生える。茎は赤く、根際から枝分かれして地をはい、切ると白い汁が出る。葉は楕円形で小さく、対生。夏から秋、淡赤紫色の小花が集まって咲く。《季 秋》
にじみ・でる【滲み出る】
[動ダ下一] 1 水などが、じわじわとしみて出る。「汗が—・でる」 2 性格などが自然に現れ出る。「生活の—・でている手」
にじゅう‐おり【二重織(り)】
縦糸に表に出るものと裏に出るものとの2種を用い、また横糸も表・裏それぞれの縦糸と織り合わせる2種を用いて、表と裏を別組織に織った織物。
にじゅう‐ないりくこく【二重内陸国】
内陸国のうち、国境を接するすべての国が内陸国である国。海に出るために最低2回国境を通過しなければならない。リヒテンシュタインとウズベキスタンのみがこれにあたる。
にじゅうろくや‐まち【二十六夜待ち】
江戸時代、陰暦正月・7月の26日の夜、月の出るのを待って拝むこと。月光の中に弥陀・観音・勢至の三尊が現れると言い伝えられ、特に江戸高輪(たかなわ)から品川あたりにかけて盛んに行われた。六夜待ち。
にじり・でる【躙り出る】
[動ダ下一]座ったままひざを進めて少しずつ出る。また、じわじわと出る。「そろそろ遣戸の後から、—・でながら」〈芥川・偸盗〉
にち‐いき【日域】
1 日の照らす地域。転じて、天下。 2 太陽の出る所。 3 《日の出る国の意から》日本の異称。じちいき。「日本をば日を像(かたちど)りて—といふなり」〈日本略記〉
ニッパ‐やし【ニッパ椰子】
《nipa》ヤシ科の常緑低木。葉は羽状に裂けていて、地際から出る。褐色の卵形の大きな実が多数なり、食用。花柄の液を砂糖の原料にし、葉を屋根を葺(ふ)くのに用いる。インドからオーストラリアにかけ、...
に‐つま・る【煮詰(ま)る】
[動ラ五(四)] 1 煮えて水分がなくなる。「汁が—・る」 2 討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく。「問題が—・ってきた」→生煮え [補説]近頃では、「煮詰まってしまっていい考え...