うけ‐だち【受(け)太刀】
1 切りかけられたとき、太刀で防ぐこと。また、その際の太刀。 2 切り合いで、相手に鋭く攻められ、守勢になること。 3 (多く「受け太刀になる」の形で)議論・会話などで相手の攻勢が激しくて受け身...
うちいで‐の‐たち【打ち出での太刀】
金銀を打ち延ばして柄(つか)や鞘(さや)などを飾った太刀。一説に、新しく鍛え作った太刀とも。うちでのたち。「枕上に—置きたり」〈今昔・二五・四〉
うち‐がたな【打(ち)刀】
刃を上にする形で腰帯に差す刀。敵と切り合うための長い刀で、鍔(つば)をつける。鍔刀(つばがたな)。打ち太刀。→腰刀 →太刀(たち)
うち‐だち【打(ち)太刀】
1 ⇒打ち刀 2 剣道の型を行うとき、師の位にあって常に技を仕掛ける人。技を受ける人を仕太刀(しだち)という。
うちで‐の‐たち【打ち出の太刀】
「うちいでのたち」に同じ。
えな‐がたな【胞衣刀】
昔、出産のとき、胞衣を切るのに使った竹の小刀。刃物を使うのを避けようとするもの。
えびら‐がたな【箙刀】
箙の中に矢とともに収めてある短刀。「—、首掻き刀」〈幸若・信太〉
えふ‐の‐たち【衛府の太刀】
六衛府の武官が帯びる兵仗(ひょうじょう)の太刀。初め警備用であったが、のちに儀仗(ぎじょう)用の飾り太刀となった。毛抜き形の太刀。平鞘(ひらざや)の太刀。革緒の太刀。陽の太刀。野太刀。
えんげつ‐とう【偃月刀】
「偃月1」の形をした中国の刀。
えん‐とう【鉛刀】
鉛でつくった刀。切れ味の悪い刀。なまくらな刀。鈍刀。