ぶん‐だん【分段】
1 物事の切れ目。区切り。段落。 2 仏語。「分段生死(ぶんだんしょうじ)」「分段身(ぶんだんしん)」「分段同居(ぶんだんどうご)」などの略。
ぶんだん‐しょうじ【分段生死】
仏語。六道に輪廻(りんね)する凡夫の生死。人の身は寿命・果報などに一定の限界があるところから分段という。→変易生死(へんやくしょうじ)
ぶんだん‐しん【分段身】
仏語。分段生死(しょうじ)の身。凡夫の身。
ぶんだん‐どうご【分段同居】
仏語。凡夫も聖人もともに住んでいる娑婆(しゃば)世界。この世。
ぶんだん‐むじょう【分段無常】
仏語。分段生死(しょうじ)の身が無常であるということ。
ぶんだん‐りんね【分段輪廻】
仏語。分段生死(しょうじ)の身として、六道を生まれ変わり死に変わりする生を繰り返すこと。また、その身。