オーロラのしたで【オーロラの下で】
戸川幸夫による児童文学作品。北の大地を舞台に、オオカミ犬バルトーの活躍を描いた動物小説。昭和50年(1975)刊行。平成2年(1990)には、日ソ合作による映画化作品が公開された。
かい【櫂】
詩を中心とする日本の文芸同人誌。昭和28年(1953)、茨木のり子、川崎洋らが創刊。同人に、谷川俊太郎、吉野弘、大岡信、飯島耕一らがいる。 宮尾登美子の小説。第二次大戦前の高知を舞台とする自...
かいがのしこう【絵画の思考】
美術史家、 持田季未子(もちだきみこ)による評論。モネ、モンドリアン、村上華岳といった芸術家たちをとりあげる。平成4年(1992)刊行。第2回吉田秀和賞受賞。
かいがらついほう【貝殻追放】
水上滝太郎の評論・随筆集。大正9年(1920)から昭和8年(1933)にかけて全5冊を刊行。
かいきょう【海峡】
赤江瀑の長編小説。昭和58年(1983)刊行。翌昭和59年(1984)、短編「八雲が殺した」とあわせ第12回泉鏡花文学賞を受賞。
かいげんれいのよる【戒厳令の夜】
五木寛之の小説。雑誌「小説新潮」に連載ののち、昭和51年(1976)に刊行。ナチスドイツに迫害されたスペイン人画家の絵画の発見をきっかけに、チリのクーデターに巻き込まれていく主人公の姿を描く。
かいこうのもり【邂逅の森】
熊谷達也の長編小説。またぎの青年の人生を描く。平成16年(2004)刊行。同年、第131回直木賞受賞。
かいこん【開墾】
《原題、(スペイン)Tala》チリの女性詩人ミストラルの第三詩集。1938年、アルゼンチンのブエノスアイレスで刊行。「タラ」とも。
かいし【海市】
福永武彦の小説。親友の妻との不倫の恋に溺れる画家の姿を描く。昭和43年(1968)刊行。
かいしえんがでん【芥子園画伝】
中国、清初に刊行された画譜。芥子園は南京の名士沈心友の別荘名または書店の名という。3集。初集は沈氏所蔵の明の李流芳の山水画譜を王槩(おうがい)が増補したもので、李漁の序がある。1679年刊。2・...