はつ‐ご【初子】
初めて生まれた子。ういご。 [補説]動物の場合は「初仔」とも書く。
はつ‐ごおり【初氷】
冬になって初めて張った氷。《季 冬》「—何こぼしけん石の間(あひ)/蕪村」
はつ‐ごよみ【初暦】
新年、初めてその年の暦を使うこと。また、その暦。《季 新年》「人の手にはや古りそめぬ—/子規」
はつ‐ざん【初産】
初めての出産。ういざん。しょざん。
はつ‐しお【初入】
1 染め物を初めて染め液に浸すこと。ひとしお。 2 草木の葉が春や秋に色づき始めること。「浅みどり—染むる春雨に野なる草木ぞ色まさりける」〈風雅・春中〉 3 涙で袖の色が変わること。嘆き悲しむさ...
はつ‐しお【初潮/初汐】
1 製塩のためにその年初めてくむ潮水(しおみず)。 2 潮の満ちるときに最初にさしてくる潮。 3 陰暦8月15日の大潮。葉月潮。《季 秋》「—や鳴門(なると)の浪の飛脚舟/凡兆」
はつ‐しぐれ【初時雨】
その年初めて降る時雨。《季 冬》「—猿も小蓑(こみの)をほしげなり/芭蕉」
はつ‐しごと【初仕事】
1 新年になって、その年に初めてする仕事。仕事始め。《季 新年》 2 新しい職場で初めて行う仕事。
はつ‐すがた【初姿】
1 新年の装いをした姿。 2 初めての装いをした初々しい姿。「六つや難波にこの身沈めて…十や十五の—」〈浄・阿波鳴渡〉 [補説]書名別項。→はつ姿
はつ‐ずり【初刷(り)】
1 ⇒しょずり(初刷り) 2 新年になって初めての印刷。また、その印刷物。特に、1月1日付の新聞をいう。《季 新年》