かす・む【掠む】
[動マ四] 1 奪い取る。「他の怨敵に—・まれて、其の国土を破壊せむ」〈西大寺本金光明最勝王経平安初期点〉 2 人の目を盗む。こっそり行動する。「—・んで竹生島へ参ってござる」〈虎明狂・ぬらぬ...
かぞく‐そう【家族葬】
家族・親族を中心に営まれる葬式。多く、通夜・告別式などの儀式を小規模に行う。故人の親しい友人が参列することもある。身内葬。 [補説]平成初期から使われ始めた語とみられる。それ以前は密葬といい、後...
かたぎり‐せきしゅう【片桐石州】
[1605〜1673]江戸初期の茶道家。且元(かつもと)の甥(おい)。名は貞昌。大和小泉城主。石見守(いわみのかみ)。茶を桑山宗仙に学び、4代将軍徳川家綱の茶道師範となった。石州流開祖。
カタコンブ【(フランス)catacombes】
初期キリスト教徒の地下墓所。キリスト教が迫害された当時は礼拝所として使用された。天井や壁には壁画や碑文が残されている。ローマ市に遺跡が残る。カタコンベ。
かた‐ばち【片撥】
1 太鼓などの打楽器で、一対のばちのうちの一方だけで打つこと。特に能楽や長唄の囃子(はやし)で、太鼓を右手のばちだけで打つこと。 2 三味線の奏法で、すくうことをしないで、ばちを打ちおろすと...
カチューシャ【(ロシア)katyusha】
ヘアバンドの一。弾力性のある細い金属板などをまるくして布などをかぶせたもの。名称は、大正初期に上演されたトルストイの小説「復活」の女主人公に由来。
かつら‐りきゅう【桂離宮】
京都市西京区にある八条宮家(桂宮家)の別荘。江戸初期に八条宮智仁(としひと)親王が創建。親王の没後一時荒廃したが、その後幕府の援助で数次にわたり増築。回遊式庭園と数寄屋風書院は有名。
写真家...
かつ‐れき【活歴】
歌舞伎で、在来の時代物の荒唐無稽(こうとうむけい)を排し、史実を重んじて歴史上の風俗を再現しようとする演出様式。明治初期から中期にかけて、9世市川団十郎らが主唱した。
かてい‐い【家庭医】
患者の年齢・性別・疾患などにかかわらず、地域住民の健康を支える医師。患者や患者の家族と密接な連携を保つことで、予防・治療・リハビリなどを行う。状況に応じて専門医を紹介するのも重要な役割とされる。...
かとう‐は【河東派】
中国、明代初期、薛瑄(せつせん)を祖とする哲学の一派。陽明学に反対し、朱子学を祖述して居敬(きょけい)窮理(きゅうり)などを説いた。