はい【胚】
[音]ハイ(漢) 1 身ごもる。はらむ。「胚胎」 2 卵や種子の中の発生初期の生物体。「胚芽・胚乳・胚葉/胞胚」
はいかい‐しきもく【俳諧式目】
俳諧の連歌の方式・規則。江戸初期、松永貞徳が連歌式目に準拠して定めたものに始まるという。俳諧式。俳式。
はいこうけつあつ‐しょう【肺高血圧症】
心臓から肺に血液を送り出す肺動脈の血圧が異常に高くなる病気。肺の小動脈で血液が流れにくくなっているために起こる。初期は無症状だが、進行すると、息切れ・全身倦怠感・めまい・立ちくらみなどの症状が現...
はい‐しんじゅん【肺浸潤】
肺のX線検査を行ったとき、わずかに陰影が認められる状態。かつては肺結核の初期の意で用いられた。
はいせん‐カタル【肺尖カタル】
肺尖部の結核性病変。肺結核の初期症状。また、肺結核が治りにくかった時代には、ぼかしていうのにも使われた。
はいもんリンパせつ‐けっかく【肺門リンパ節結核】
肺結核の初期にみられる病変のうち、肺門のリンパ節に初感染の病巣をつくるもの。
はぎのつゆ【萩の露】
地歌・箏曲(そうきょく)。川瀬霞紅園作詞、幾山検校作曲。秋の情趣によせて、男に裏切られた女のわびしさをうたったもの。明治初期の成立で、京風手事(てごと)物の最終期の名曲。
はくあん【伯庵】
陶器の一種。桃山末期から江戸初期にかけての短期間、瀬戸系の窯で焼かれたとされ、茶碗が多い。江戸初期の幕府の医官曽谷伯庵が愛蔵していた茶碗からの名称。
はく‐さい【白菜】
アブラナ科の越年草。晩秋から冬の代表的な野菜。葉柄は扁平で幅広く、葉にしわがあり、密に重なり合う。春に淡黄色の花をつける。中国の原産とされ、日本には明治初期に渡来。漬け物に多用され、煮物などにも...
はく‐じ【白磁/白瓷】
白色の素地(きじ)に透明な釉(うわぐすり)を施した磁器。中国六朝(りくちょう)時代に起こり、日本では江戸初期の有田焼に始まる。また、その色。