ちょっ‐かん【勅勘】
天皇から受けるとがめ。勅命による勘当。「—をこうむる」
なれ‐そ・める【馴れ初める】
[動マ下一][文]なれそ・む[マ下二]親しくなりはじめる。男女が恋する仲となる。「此の源さまと—・めた所から、源さまは御勘当になりまして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
鼻(はな)を突(つ)・く
1 においが強く鼻を刺激する。「つんと—・く異臭」 2 主人から勘当される。「御供に仕うまつりたりし人々は、皆鼻突き放たれぬ」〈宇津保・俊蔭〉
ひらかなせいすいき【ひらかな盛衰記】
浄瑠璃。時代物。五段。文耕堂・三好松洛らの合作。元文4年(1739)大坂竹本座初演。源平の合戦を背景に、木曽義仲の遺臣樋口次郎兼光の忠義と梶原源太景季と腰元千鳥との恋を中心に描いたもの。「源太勘...
ふ‐きょう【不孝】
[名・形動ナリ] 1 「ふこう(不孝)」に同じ。「—なるは仏の道にもいみじくこそ言ひたれ」〈源・蛍〉 2 律の八虐の一。祖父母や父母を訴えたりののしったりする罪。 3 中世、父母がその子を勘当す...
ふ‐きょう【不興】
[名・形動]《「ぶきょう」とも。その場合は「無興」とも書く》 1 興味がなくなること。しらけること。また、そのさま。興ざめ。「座が—になる」 2 機嫌が悪いこと。特に目上の人の機嫌をそこなうこと...
む‐しゅく【無宿】
1 住む家がないこと。また、その人。やどなし。 2 江戸時代、百姓・町人が駆け落ち・勘当などにより人別帳から名前をはずされること。また、その人。無籍。
毛氈(もうせん)を被(かぶ)・る
1 《歌舞伎で、死人になった役者を、毛氈で隠して舞台から連れ出したところから》しくじる。失敗する。特に、主人や親に顔むけのできないことをして、その家を追い出されたり、放蕩(ほうとう)して勘当され...