けんこうきき‐かんり【健康危機管理】
医薬品・食中毒・感染症・飲料水など何らかの理由で国民の生命・健康の安全を脅かす事態が生じた場合に、厚生労働省の所管で行われる、健康被害の発生予防・拡大防止・治療等に関する業務。また、自然災害・犯...
げき‐ぶつ【劇物】
劇薬と同程度の毒性をもつ、医薬品以外の物質。厚生労働大臣が指定し、取り扱いは毒物および劇物取締法で規定される。メタノール・二硫化炭素・発煙硫酸など。
ゲノミクス【genomics】
《「ジェノミクス」とも》ゲノムと遺伝子についての研究。ライフサイエンスの一分野。人間や病原菌のゲノム構成を明らかにするゲノム解読、医薬品の開発にゲノム情報を活用するゲノム創薬、さまざまな生物のゲ...
ゲノム‐そうやく【ゲノム創薬】
解読されたヒトのゲノム情報を活用し、効果があり副作用の少ない医薬品を効率よく作り出すこと。
げん‐やく【原薬】
医薬品の原料のうち有効成分。また、医薬品の製造に使用されたときに有効成分となるもの。
こうくうけん‐れんたいぜい【航空券連帯税】
国際連帯税の一。国際線の航空券などに一定額を課税し、税収は国際医薬品購入ファシリティー(UNITAID)に拠出される。資金は、途上国でのエイズ・結核・マラリアの治療の普及・促進のために使われる。
こうじょうせん‐シンチグラフィー【甲状腺シンチグラフィー】
甲状腺に集まる放射性医薬品を投与して、その分布を画像化する検査。バセドー病・橋本病・甲状腺腫瘍などの診断に用いられる。甲状腺シンチ。甲状腺シンチグラム。→シンチグラフィー
こうせい‐ぶっしつ【抗生物質】
カビや放線菌などの微生物によって作られ、他の微生物や生細胞の発育を阻害する有機物質。1941年、ペニシリンの治療効果が確認されて以来、数多くのものが発見され、医薬品などに用いられている。ストレプ...
こう‐そ【酵素】
細胞内で作られ、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをする、たんぱく質を主体とする高分子化合物。特定の反応だけに働く特異性があり、酸化還元酵素・転移酵素・加水分解酵素・脱離酵素・異性化酵素・合...
こうそ‐ざい【酵素剤】
酵素を用いた医薬品。消化をよくするジアスターゼやパンクレアチン、血栓を溶解するウロキナーゼ、炎症を緩和するリゾチームなど。