とう‐ぜん【蕩然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひろびろとしているさま。「立春の夕、地も天も—として融けんとす」〈蘆花・自然と人生〉 2 流されたようにあとかたもないさま。「先に与えたる千金の財本は—跡なく...
とうぶ‐てつどう【東武鉄道】
東京都と埼玉・千葉・群馬・栃木の4県に路線をもつ鉄道会社。また、その鉄道。浅草・伊勢崎間の伊勢崎線、東武動物公園・東武日光間の日光線、池袋・寄居間の東上線などを中心として営業。明治30年(189...
とう‐り【統理】
[名](スル)統一しておさめること。「五千万人を—するの時」〈中村訳・西国立志編〉
とおし【簁】
竹または銅線で目を粗く編んだ大形の篩(ふるい)。千石簁(せんごくどおし)。
とお‐で【遠出】
[名](スル) 1 遠くへ出かけること。遠あるき。「郊外まで—する」 2 芸者が自分の属する地域から離れて、客と旅行すること。「十吉の家の花助と別の家の千代松という二人へ—の口をかけて」〈荷風・...
とおやま‐ずり【遠山摺り】
布地に遠方の山のようすを青く摺り出すこと。また、その摺り模様。「秋風にきつつ夜さむやかさぬらん—の衣かりがね」〈続千載・秋上〉
とがくし‐じんじゃ【戸隠神社】
長野市北西部にある神社。祭神は、奥社に天手力男命(あまのたぢからおのみこと)・九頭竜大神、中社に天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)、宝光社に天表春命(あめのうわはるのみこと)。奥社...
とく‐よう【徳用/得用】
[名・形動] 1 値段のわりに利益のあること。安くて得なこと。また、そのさま。「—な(の)洗剤」「—品」 2 徳があり、応用の才を備えていること。「汝は坐道場の—を備へたり」〈盛衰記・一〉 3 ...
とぐらかみやまだ‐おんせん【戸倉上山田温泉】
長野県千曲(ちくま)市の温泉。千曲川沿いにあり、泉質は硫黄泉。
とけし‐な・し
[形ク]《「とげしなし」とも》もどかしい。じれったい。待ち遠しい。「歩みくる間も—・く、なう我が君かなつかしや」〈浄・千本桜〉