いせ‐だいさん【伊勢代参】
他人の代理として伊勢神宮に参詣すること。また、その人。特に、江戸時代、正月7日に将軍の代理として派遣された使者。
無花果(いちじく)人参(にんじん)
数え歌の一。「いちじく、にんじん、さんしょでしいたけ…」と食用の植物の名を並べ、その中に数をこめてある。おはじきなどの遊戯に歌われる。
いままいり【今参】
狂言。秀句好きの大名に召し抱えられた新参者が、大名の問いにすべて秀句で答える。
いり‐こ【海参/熬海鼠/煎海鼠】
ナマコの腸(はらわた)を取り除き、塩水で煮てから干したもの。ゆでてもどし、あえ物や中国料理に用いる。ほしこ。金海鼠(きんこ)。
いん‐ざん【院参】
上皇・法皇の御所に参上すること。
うい‐げんざん【初見参】
初めてお目にかかること。初対面。「白井さんとの—も出来たと云うもんでしょう」〈木下尚江・良人の自白〉
えびで‐の‐にんじん【海老手の人参】
朝鮮半島の白頭山に産するチョウセンニンジン。根は飴色をし、曲がっていてエビに似る。
おたね‐にんじん【御種人参】
チョウセンニンジンの別名。享保年間(1716〜1736)に、徳川吉宗が朝鮮から取り寄せ、日光の薬草園で試植させた。
かえり‐しんざん【帰り新参】
一度勤めを去った者が、再び同じ所に勤めること。また、その人。
かわら‐にんじん【河原人参】
キク科の多年草。砂地や荒れ地にみられ、葉はニンジンの葉に似る。地上部を漢方で青蒿(せいこう)といい、熱病・皮膚病に用いる。中国から薬用に輸入したものが帰化したという。