いこう‐こうたい【移行抗体】
母親から子供へ胎盤(反芻(はんすう)類は初乳も含む)を介して移行した抗体。自らの免疫機構が発達するまでの生後数か月間、新生児の血液中で抗体としてはたらく。
ぐうてい‐るい【偶蹄類】
偶蹄目の哺乳類の総称。第3指と第4指の2本が発達し、第1指は退化して2本または4本のひづめをもつ。草食性で、反芻(はんすう)する牛・羊・シカなどと、反芻しないカバ・イノシシなどとに大別される。1...
こ‐ちょう【鼓腸/鼓脹】
1 腸内にガスが大量にたまって腹が膨れ上がった状態。腸閉塞や腹膜炎などでみられる。 2 反芻(はんすう)動物、特に牛で、第1胃に食物の発酵によるガスがたまった病的な状態。
そ‐しりょう【粗飼料】
牧草・野草・サイレージ・わらなど、粗繊維含量が高く、養分含量の低い飼料。主に反芻家畜(牛など)に与えられる。→濃厚飼料
にげ‐か・む【齝む】
[動マ四]食物を反芻(はんすう)する。「食ひ已れば—・む」〈霊異記・下〉
にれ‐か・む【齝む】
[動マ五(四)]牛などが、かんで一度飲み込んだ食物を再び口に戻してかむ。反芻(はんすう)する。「人が皆—・むと云うことをする動物のように」〈鴎外・灰燼〉
はん【反】
[音]ハン(漢) ホン(呉) タン(慣) [訓]そる そらす かえる かえす かえって [学習漢字]3年 〈ハン〉 1 はねかえる。はねかえす。「反映・反響・反射・反応(はんのう)」 2 繰り...
はんすう‐い【反芻胃】
反芻類のもつ胃。ふつう四つの室に分かれ、飲み込んだ食物を第1胃(こぶ胃)・第2胃(蜂の巣胃)に一時蓄えて共生微生物によるセルロース分解がなされ、再び口に戻してからかみ下すと第3胃(重弁胃)・第4...
はんすう‐しょう【反芻症】
飲み込んだものが口腔に逆流する病状。神経性の胃障害によることが多い。反芻性障害。
はんすうせい‐しょうがい【反芻性障害】
⇒反芻症