道草(みちくさ)を食(く)・う
馬が道端の草を食っていて、進行が遅れる。転じて、目的地へ行く途中で他のことに時間を費やす。途中で手間取る。「—・っていて帰ってこない」「在学中に病気で一年—・う」
みて‐と・る【見て取る】
[動ラ五(四)]見てそれと知る。認める。また、見ただけで事情を感じ取る。見抜く。「状況が不利だと—・る」
み‐とり【見取り】
1 見取ること。見て知ること。また、見て写し取ること。「—芸(=見て覚えた芸)」 2 (「看取り」とも書く)病人のそばにいて、いろいろと世話をすること。看病。また、その人の臨終に付き添うこと。「...
み‐と・る【見取る】
[動ラ五(四)] 1 見て取る。見てはっきりとさとる。「彼我の実力の差を瞬時に—・る」 2 (「看取る」とも書く)病人の世話をする。看病する。また、その人の臨終に付き添う。「重病の父を—・る」「...
み‐どり【見取り】
1 見て多くのものの中から選び取ること。「より取り—」 2 歌舞伎・人形浄瑠璃で、通し狂言にせず、見所のある幕・段を選び集めて上演すること。宝暦(1751〜1764)ごろに始まり、歌舞伎で明治以...
脈(みゃく)を◦見(み)る
1 「脈を取る」に同じ。「運動後に—◦見る」 2 見込みがあるかどうか探る。「鎌を掛けて、それとなく—◦見る」
むかえ‐と・る【迎え取る】
[動ラ五(四)]むかえて家に入れる。自分の家の一員として引き取る。「半途にして母を—・らんとするが如きであったなら」〈鴎外・渋江抽斎〉
むかえ‐ゆ【迎へ湯】
産湯(うぶゆ)を使わせるとき、相手役として産児を受け取ること。また、その役の人。「御—におりたち給へるも、いとあはれに」〈源・若菜上〉
むきみ‐ぐま【剝き身隈】
歌舞伎の隈取(くまど)りの一。目頭から目尻にかけて、丸みをもたせて赤くぼかして隈取るもの。「対面」の曽我五郎や「助六」など、血気盛んな若者役に用いる。
むぎ‐かり【麦刈(り)】
実った麦を刈り取ること。《季 夏》「—へ一本の畦(あぜ)食運ぶ/欣一」