ふる‐ぎ【古着】
着て古くなった衣服。「—屋」
ふる‐ぎつね【古狐】
1 年をとった狐。特別な力をもつとされる。 2 年をとり、経験を積んで、ずるがしこい人。
ふる‐ぎれ【古切れ/古布】
古くなった布。使い古した布きれ。
ふるく【古く】
[名]ずっと以前の時期。昔。「—から伝わる習わし」 [副]《形容詞「ふるい」の連用形から》ずっと以前に。また、昔から。「—さかのぼれば」「この地で—店を出している」
ふる‐くさ【古草】
若草にまじって枯れ残っている去年の草。《季 春》「—も妹が垣根に芳しき/虚子」
ふる‐くさ・い【古臭い】
[形][文]ふるくさ・し[ク]いかにも古い感じである。古びていて陳腐である。時代遅れである。「—・い考え」「—・いコート」
ふる‐こと【古事/故事】
《後世は「ふるごと」とも》昔あったこと。昔から伝えられている事柄。故事(こじ)。「昔の—ども言ひ出で」〈更級〉
ふる‐こと【古言】
《後世は「ふるごと」とも》 1 昔の言葉。古語。また、古伝承。「—に云はく、生児八十綿連(うみのこのやそつつき)といふ」〈敏達紀〉 2 昔の詩歌。古歌。「同じ—と言ひながら、知らぬ人やはある」〈...
ふる‐ごえ【古声】
昔のままの声。鳴き古した声。「五月待つ山郭公(やまほととぎす)うちはぶき今も鳴かなむこぞの—」〈古今・夏〉
ふる‐ごよみ【古暦】
年の暮れが近づき、残り少なくなった暦。また、旧年の暦。《季 冬》「板壁や親の世からの—/一茶」