ひな‐ながし【雛流し】
3月3日の節句の夕方、雛人形を川や海へ流すこと。古く、祓(はら)えに使った形代(かたしろ)を流した風習の名残り。《季 春》
ひな‐の‐せっく【雛の節句】
3月3日の雛祭りの節句。桃の節句。《季 春》
ひな‐まつり【雛祭(り)】
3月3日の上巳(じょうし)の節句に、女児のある家で雛人形を飾り、菱餅・白酒・桃花などを供えて祝う行事。けがれ・災いを人形(ひとがた)に移しはらおうとする風習が起源とされる。雛遊び。ひいなまつり。...
ひね・る【捻る/拈る/撚る】
[動ラ五(四)] 1 指先でつまんで回す。「スイッチを—・る」「コックを—・る」 2 からだの一部をねじって向きを変える。「腰を—・る」「足首を—・って痛める」 3 ねじって回したり、締めたりし...
ひびき【響き】
1 音が広がり伝わること。また、その音。「心地よい室内楽の—」 2 ものに反射して聞こえる音や声。反響。「壁面にはね返る—」 3 余韻。残響。また、耳に受ける音や声の感じ。「鐘の—」「優しい—の...
ひ‐ふう【悲風】
さびしく悲しそうに吹く風。悲しみを誘う風。「一句—のごとく耳をかすめて」〈蘆花・思出の記〉
ひゃく‐いん【百韻】
連歌・俳諧で、100句を連ねて一巻きとする形式。懐紙4枚を用い、初折(しょおり)は表8句・裏14句、二の折・三の折は表裏とも各14句、名残の折は表14句・裏8句を記す。
ひゃっこのたに【百戸の谿】
飯田竜太の第1句集。昭和29年(1954)刊行。
ひや【日矢】
俳句雑誌。昭和28年(1953)5月創刊。昭和33年(1958)5月発行の第2号以降、月刊。主宰は清水基吉。清水の没後も刊行が続く。
ひょう‐おこり【平起(こ)り】
漢詩の絶句および律詩で、第1句の第2字が平字(ひょうじ)であること。また、その詩。ひょうき。→仄(そく)起こり